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Shime
「え？」
仕事が休みで、買い物をして、夕食も食べたからそろそろ帰ろうかとフラフラ歩いていたところ、正面に立ち止まって、そのまま蹲る人を見つけた。医者の責任感で、すぐその人に駆け寄る。
「大丈夫ですか？」
近くにいるだけで聞こえる喘鳴。喘息発作だ。
「すみません、救急車呼んでください」
一緒に駆け寄ってくれた知らない人に、救急車を頼んで、申し訳ないと思いながらも鞄を漁る。これだけ酷い発作を起こすなら、吸入器を携帯しているはずだと思ったけど、探せども探せども目的のものは出てこなくて、代わりに市販の咳止めがでてきた。
「通院歴なし？」
すぐにやってきた救急車にのせて、俺の働いている病院に搬送させる。
「呼吸器の七五三掛です。道で踞っている人を見つけました。大発作を起こしているので受け入れ準備お願いします」
有無を言わさず救急に伝えて、できる限りの応急処置をしながら病院に向かった。
「え？七五三掛先生？」
「そうそう。七五三掛先生。採血とルート確保お願い。とりあえずアレルギー全部調べて。ネブライザー用意して。おにいさーん！聞こえますか？聞こえたら手握ってください」
声をかけても反応がなくて、皮下注を用意する。
「酸素お願い」
サチュレーションがなかなか上がらず、処置を続ける。ようやく落ち着いてきた頃には、私服が汗でびっしょりだった。
「七五三掛先生今日お休みですか？」
「そー。普通に休みでさ、夕飯食べて帰ろうと思ったら蹲ってる人いてびっくりした。お酒飲んでなくてよかった」
「本当ですね、、呼吸器の個室に移動します。目が覚めてから、ご家族に連絡しますね」
「よろしくお願いします」
休みといえども、処置をしてしまったからには記録をしなくてはいけなくて、ロッカーに入れておいたTシャツに着替えて、医局に向かった。
「あれ？しめ？」
友人で、カウンセラーとして病院に勤務しているしずに声をかけられる。
「今日休みじゃなかった？」
「休みだったんだけど、道でさっき搬送されてきた患者さん見つけて、一緒に乗ってきた。処置終わったところ」
「そうなんだ。喘息？」
「うん。でもさ、バッグに吸入器入ってなくて。もしかすると通院歴なしかも。あー、アレルギーもこれといってないなぁ。花粉とハウスダストくらい。もしかすると、しずの出番かな」
「ストレス性？」
「まだ確証はないけど、可能性は高いと思うなぁー。ビジネスマンって感じだったし」
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イカ(プロフ) - かおりさん» リクエストありがとうございます。少し時間を頂いてしまうかもしれませんが、考えてみます！ (2023年1月13日 18時) (
レス) id: bba6564774 (このIDを非表示/違反報告)
かおり - すみません付け足しで、リアル設定でお願いします！ (2023年1月13日 11時) (レス) id: b38a957dc4 (このIDを非表示/違反報告)
かおり - リクエストなのですが、のえんちゅで、のえるくんが精神的に落ちていてひとりでいるときに、海人くんが気付いて助けてあげるお話をお願いします！ (2023年1月13日 11時) (レス) id: b38a957dc4 (このIDを非表示/違反報告)
イカ(プロフ) - ユルピころんさん» 感想ありがとうございます。遅くなってしまって、申し訳ありません！ (2022年8月1日 22時) (レス) id: bba6564774 (このIDを非表示/違反報告)
ユルピころん - イカさん» お話見ました！如恵留くんが頑張っているところやしめちゃんの医者で頑張っているところがカッコよかったです！またリクエスト送りますね〜！ (2022年8月1日 10時) (レス) id: 05904f8bd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イカ | 作成日時：2022年6月18日 10時
