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Kaito
こわい、つらい、かなしい。自分を動かしている感情が一体何なのかもわからないまま、強すぎる気持ちについていけず、涙が止まらなくなる。吐いていいよと言われると、吐きたくないのに、身体はすぐに吐くことを選んで、せっかく食べたお昼ご飯をそのまま戻してしまった。
「ごめ、なさ、、ごめん、なさ、、」
「大丈夫、大丈夫。頑張ったね。お兄さんにお迎え来てもらおうね。しんどいもんね」
迷惑をかけるから、迎えに来てほしくない。早退したくないのに、深く考える間も無く、先生の言葉に頷いてしまった。それもまた悔しくて、ままならない自分自身が怖くて、震えが止まらなくなる。
「七五三掛先生が電話してくれるからね。松倉くんは先生と待ってようね」
「いそ、がないで、、」
「そうだね。焦らないで大丈夫ですよって、伝えてもらおうね」
・・・
Noel
「わかりました。すぐに行きます」
朝から上司には伝えていたので、スムーズに退勤することができて、弟くんお大事にね、と優しい言葉までかけてくれる。つくづく、この会社に入ってよかったと思った。
「失礼します」
「お兄さん、お仕事中にすみません。午後も頑張ったんです。でもね、ちょっと辛くなってしまって」
「そうですか、、ありがとうございました、、」
「分かりました。お兄さんに、担任からも連絡があるかもしれません」
「はい」
「今日のことも、少し書いておきました」
保健室を利用すると、七五三掛先生や吉澤先生がプリントに細かく様子を書いてくれて、そのシステムが、僕にとってかなりの安心材料になっている。
「いつも、ありがとうございます」
「こちらです」
荷物を預かって、カーテンを開けると、海斗は吉澤先生に背中を摩られて、ボロボロと涙を流していた。
「午後の授業に出ていたんですけど、板書が間に合わなくて焦ってしまったと教えてくれました。体調が悪くて、眩暈がしてしまったみたいなんです。教科担任に僕から事情を話して、今日の分の板書を後から書けるようにお願いしておきますね」
「ありがとうございます。海斗、よかったね。大丈夫だね」
頷くこともしなくなってしまった海斗を支えて車に乗せる。
「シートベルトしてね」
その言葉には反応して、焦ったようにシートベルトを閉める。両親は、交通事故で亡くなった。
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イカ(プロフ) - かおりさん» リクエストありがとうございます。少し時間を頂いてしまうかもしれませんが、考えてみます！ (2023年1月13日 18時) (
レス) id: bba6564774 (このIDを非表示/違反報告)
かおり - すみません付け足しで、リアル設定でお願いします！ (2023年1月13日 11時) (レス) id: b38a957dc4 (このIDを非表示/違反報告)
かおり - リクエストなのですが、のえんちゅで、のえるくんが精神的に落ちていてひとりでいるときに、海人くんが気付いて助けてあげるお話をお願いします！ (2023年1月13日 11時) (レス) id: b38a957dc4 (このIDを非表示/違反報告)
イカ(プロフ) - ユルピころんさん» 感想ありがとうございます。遅くなってしまって、申し訳ありません！ (2022年8月1日 22時) (レス) id: bba6564774 (このIDを非表示/違反報告)
ユルピころん - イカさん» お話見ました！如恵留くんが頑張っているところやしめちゃんの医者で頑張っているところがカッコよかったです！またリクエスト送りますね〜！ (2022年8月1日 10時) (レス) id: 05904f8bd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イカ | 作成日時：2022年6月18日 10時
