ずっと、一緒に #2

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「え！！分かりました！いますぐ行きます」

結局、何もできずにぼんやりしていると、病院から着信があった。海人が目を覚まして、会いたがっているから来て欲しいと言う。部屋の片付けも、入院の荷造りも何も終わらなかったが、とにかく車に乗り込んで病院へ向かった。

「あの、中村海人の兄の、川島如恵留です。先生からご連絡いただいて」

「こちらのお部屋です」

ナース室横の外から鍵がかかる部屋に通される。HCUからは、出ることが出来たようだ。

「海人！」

顔を見るともう気持ちを抑えられなくて、ベッドにかけよる。点滴に気をつけてその手を握った。

「のえるくん、」

「海人、、よかった、、よかったよ、、」

「ごめんな、さい、」

理由なんて、なんでもよかった。ただ海人が生きていてくれればそれでいい。生きていてくれてよかった。

「おれ、、ずっと、頑張れてない、」

「そんなことない。ずっと頑張ってるよ」

「のえるくんに、、っ、でき、たよ、大丈夫だよ、って、、いいたかったのに、、泣かせちゃった」

「海人が、僕のこと大好きなのは、僕が一番知ってる。だから、、大丈夫、、僕は、海人を責めたり、、怒ったりしないよ。大好きな海人が、ずっと、一緒にいてくれたら、それでいいんだよ」

「ずっと、いっしょ？」

「そうだよ。僕たちは兄弟だから、ずっと一緒」

そう言って海人の熱い身体を抱きしめる。すぐに解決することはない。でも、僕たちはずっと一緒だから、大丈夫。

「ずっと、一緒にいようね」

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