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「ごめんなさい、、大騒ぎしちゃった、ごめんなさい、」
「謝らなくていいんだよ。大丈夫、大丈夫。もう少し頑張れそう？」
そう聞くと、動きが止まってしまう。頑張りたい、でも心は限界だった。
「終わるまで、ぎゅーってしてようか。何かあっても絶対俺が守るし、怖くなってもずっとそばにいれば大丈夫でしょ？」
「でも、しご、と、」
「大丈夫。出発の時間は一緒だし、このままでもミーティングできるし」
松倉が小さく頷き、体の力を抜く。漸く吉澤は松倉の手を離して少しでも早く終わるように、点滴を調整した。
「んん、、、」
「大丈夫、大丈夫。一緒にいるよ」
川島の腕の中にいても、定期的に恐怖の波がやってくるようで、その度に川島が背中を摩り、大丈夫大丈夫と声をかける。そうしてなんとか、点滴の時間を凌ぐことができた。
「よし、終わったから外すよ」
川島に抱き抱えられたまま、腕だけを伸ばして点滴を外す。その様子を遠くで見ていた中村と松田が、宮近を呼ぶ。
「任務、ほんとに連れてくの？大丈夫なの？」
「任務中はだいじょーぶだと思うけど、また後が心配だよ」
「任務中は、タイガーの松倉海斗なんでしょ？だったら連れて行って、タイガーの松倉海斗を呼び出しとかないと、いなくなっちゃうよ」
「そんなことあんの？」
「分かんないけど、、、いま、任務取り上げたら、松倉本当に壊れちゃうよ。のえるとサブのルートも考えてるし、任務は大丈夫でしょ。俺は偉そうなこといえないけど、、」
「ちゃかは偉いよ！」
「偉くないよ。ただ、ここ以外に居場所がないのはみんな一緒でしょ。だから、松倉のことも守りたいんだよ」
「それは俺だってそうだよ」
「近々、松倉が警察に取り調べに行くみたい。とりあえずそこまでは、騙し騙しでもこのままいこうと思ってるよ」
「ん、、わかった。まあ、俺も人のこと言えないし？難しいことはわからんけど全面協力ってことで」
「おれも！」
「ってかさ、光一くんはこのこと知ってんの？」
「あーー、俺は言ってないけど、、耳には入ってるんじゃないかなー。閑也がつよしくんにも相談してるみたいだし」
「そっか。とりあえず、普通に話して、今までみたいに笑ったりおちょくったりしたいね」
「そーだね」
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イカ(プロフ) - ナツメ様:コメントありがとうございます。あたたかいおことば、、嬉しいです！！今後もよろしくお願い致します。 (2022年5月4日 9時) (
レス) id: bba6564774 (このIDを非表示/違反報告)
ナツメ(プロフ) - 初めまして！以前からイカ様の作品を拝読していました。今作も素晴らしいです！本当におもしろくて神って実在したんだなって本気で思いました。筆も早くて尊敬します。これからも頑張ってください！ (2022年5月3日 22時) (レス) @page9 id: 8dc454fb00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イカ | 作成日時：2022年5月3日 17時
