パン５９個 ページ9
Aside
注文した物を待つ間、ちまちまとおかず(つまみ)に箸をつける。レバニラ美味しい
お兄ちゃんも姫野さんと一緒にサラダとか食べてる。
『(あっちの唐揚げ貰おうかな...)』
なんて思いお皿を持って立ち上がるとパワーちゃんの威嚇する声が聞こえてきた。
「取るな盗人！唐揚げは全部わしのじゃ！」
『...』
もう一度静かにその場にスっと座る。
...唐揚げ、取れなかった。......まぁしょうがない。
残ってたら食べようかな、なんて緩く捉えフライドポテトか冷やしトマトでも頼もうかとメニューを開くと、肩をぽんっと優しく叩かれた。
アキさんだ
「何か食べたいのがあったのか？」
『あ、えっと...唐揚げ貰おうかと思ったんですけど、パワーちゃんが食べたそうでしたからなにか別の頼もうかと...えへへ』
「......すまんッ｣
『えっ！いえいえ、そんなっ
大丈夫ですよアキさん。気にしないでください』
「いや、ホントに...っ好きなのたくさん頼むんだぞ」
『は、はい！
...あ、じゃあ良かったらこの串揚げ一緒に食べませんか？』
「串揚げ？Aさんがいいならそれで...」
『決まりです！すみませーん！...』
アキさんが同意してくれるとすぐさま店員さんを呼ぶ。
この串揚げ盛り食べたいけどなんか量が多そうだったから..
でもアキさんが一緒に食べてくれるなら躊躇すること無く頼める！
ありがとうアキさん！
「ん、A何頼むんだ？」
『串揚げ！アキさんと一緒に食べるんだ！』
「串揚げェ？それどんな食いもんなんだ？」
『デンジくんも一緒に食べる？』
「食う！」
『おっけ！』
店員さんに串揚げ盛り合わせを頼むと後ろから「A！」と声がかかる
振り返るとパワーちゃんがおり、口を開けた瞬間何かねじ込まれた。
『んむっ、』
「特別に分けてやる！どうじゃ、上手いじゃろ！」
ふんすっと何故かパワーちゃんが自慢げに胸を張っているのを見つめながら口にねじ込まれたものを咀嚼する。
唐揚げだった
食べたかったものが食べれたのと、まさか分けてくれるとはと言う小さな喜びで胸が溢れ最高に美味しかった。
『...最高！』
「にひ！」
そうパワーちゃんと笑いあっていたら
「濃いヤツかましてやるからさ〜
デンジくんをみんなで殺そうとした事許してね...？」
「ああもう超許すよ！超！」
前からとんでもない会話が聞こえてきた。
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柏餅 - まじで神すぎます！楽しみにしています!!! (11月25日 11時) (
レス) @page21 id: c21f6abdfc (このIDを非表示/違反報告)
小吉0927(プロフ) - とても面白いです！応援してます！ (5月14日 19時) (レス) id: 22a83ef8de (このIDを非表示/違反報告)
時茶豆 - お話すごく素敵で大好きです！作品楽しみにしてます！！！ (2023年1月11日 21時) (レス) @page10 id: 4cf5162543 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - なにこの小説めっちゃ好き (2023年1月11日 20時) (レス) @page9 id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - はあ…好きです……毎日パン作るので結婚してください… (2023年1月5日 18時) (レス) @page8 id: 375689edf5 (このIDを非表示/違反報告)
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