パン５５個 ページ5
「...マキマさん、来週なにかあるの？」
「デンジろうが悪魔に狙われた件で来週京都に応援を求めに行くんだ。だからだろ。」
「ふーん...
ねぇ、アキラくん」
「ん？」
姫野がコツリと一歩アキラに近づく
アキラは始末書を書く手を止めると姫野と向き合った。
「正直さ...デンジ君って何者だと思う？」
姫野の言葉にアキラは何も言わない。しかし姫野から目を逸らさない
姫野の次の言葉を待っていた
「相手の悪魔がデンジ君の事を知ってたみたいだった。あんな姿も初めて見たよ
それに...」
「それに？」
「一番謎なのがあのマキマさんがデンジ君を気にかけている事。それにアキラくんも...なぁんかデンジ君の事気にかけてない？」
「...」
「マキマさんあちこちに行くのに最近は東京にいるのってデンジ君がいるからでしょ？
デンジ君の秘密を知ってるからなのかも...」
「......秘密、ねぇ...」
「やっぱりアキラくんなにか知ってる？」
「...正直にいうと、あんまり。
けどまぁ、デンジろうを気にかけているのは否定しない。が、八割型の理由はアキの胃の心配とAが気にかけてるからだ。」
「アッハハ！相変わらずだなぁ！」
「まぁなんか知りたければマキマさんを酔わせたりしてみたらどうだ？聞けるかもしれないぞ」
「お、いいね！」
「知れたら俺にも教えてくれ」
「しょーがないな〜」
少し楽しげな声が執務室に響いた
＊
「「「カンパーイ！！」」
「ウマい、飲むの半年ぶりです」
「私も家で少し飲むくらいですね」
「あの...道迷っちゃって......」
「コベちゃんコベちゃん、こっちおいで」
予定通り行われた飲みか...新人歓迎会
四課に所属するメンバーは机を囲み早速飲み始めていた
「マキマさん遅れてくるって！」
「あ、あれ？白川さんは...？」
「おっなになにコベちゃん、白川くん気になる？」
「あっい、いえそんな...！
その、ハンカチを返したくて...」
「ハンカチ？」
「そう言えば白川先輩は？」
「誰か連絡来てないか？」
「悪い、遅れた」
「お！アキラく〜ん！待ってたぞ〜！」
「先輩、何かあったんですか？」
「ちょっとな。
みんな悪い、急遽一人追加だ」
アキラの言葉に四課のメンバーは首を傾げる
そしてアキラが向けた方に合わせて目線を向けると、そっと扉から可愛らしい顔が覗いた
『お、お邪魔します...』
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柏餅 - まじで神すぎます！楽しみにしています!!! (11月25日 11時) (
レス) @page21 id: c21f6abdfc (このIDを非表示/違反報告)
小吉0927(プロフ) - とても面白いです！応援してます！ (5月14日 19時) (レス) id: 22a83ef8de (このIDを非表示/違反報告)
時茶豆 - お話すごく素敵で大好きです！作品楽しみにしてます！！！ (2023年1月11日 21時) (レス) @page10 id: 4cf5162543 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - なにこの小説めっちゃ好き (2023年1月11日 20時) (レス) @page9 id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - はあ…好きです……毎日パン作るので結婚してください… (2023年1月5日 18時) (レス) @page8 id: 375689edf5 (このIDを非表示/違反報告)
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