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「...なの。だからレアン寮や一部の三年生の間では付き合ってるのかって噂になってるんだ。」
『な、なるほど。』
どうも以前の様子を誰かに見られてたらしく、しかも見られてたのも先輩が自分を卑下した所で私が「先輩がいいです」と言った所らしく...
なるほど、確かに私が告白して了承を得た様な場面にも見える...。加えてアビス先輩は女の子と話せないから余計...そうか、そうか...
『付き合ってませんね...』
「なーんだ!勘違いだったのね!」
「だれよ”あの”アビスに恋人が出来たって言ったの。」
「寮長が人形に話しかける回数が増えて大変だったのに。」
な、なんとも......。ん?なんか肩捕まれ...
『わ、レ、レモンちゃん?』
「ゆる、許しませんよ...!どこの馬の骨とも分からない人とこ、交際なんて...!私のAちゃんです!!!」
「ラブだって!例えセカンドでもAちゃんと付き合うなんて許せない!!」
わ、わァ...!なんて優し、ッてて......あぅ、いたぁ...
うっ、...お腹がコポコポして、ギュッて張る感じがして、つぅ...ッ
『っ、め...ちょっとお腹いたぃ...』
「!大丈夫ですか!?」
「ありゃ、キツイ?」
「おかしいな、この薬わりと即効性なのに...」
「魔力量に比例したりする?」
「あ、盲点...改良の余地あり。」
くるし、ッ...いたぁいっ......
ココア、いまいらないッ...
『ふ、ふっ、...フーっ...』
呼吸整えなきゃ、ふ、ふ、...
拳に力が入る。変な汗もちょっと出てきた...でも薬のお陰でもう頭は痛くないからマシ、かな...
「Aちゃん、」
『ふっ、ぅ...マッシュ?』
「Aちゃ、その、僕にできることがあれば...!」
『フィン、く...』
わ、来てくれたんだ...嬉しいな。さっき迷惑かけたのに...
いつもはちょっと怖い目だけど、いまは純粋に心配してくれて嬉しっ。ありがとう
「その、僕こういう事に疎くて、...気の利いた事言えないから、...」
フィンくんはそう言うと優しく近寄って背中を撫でてくれる。...また泣きそっ
嬉しくて、そんでもってフィンくんの柔らかくて落ち着く香りが鼻をくすぐって、思わず身体を擦り寄せる。
「A、ちゃ...ッ」
『...フィンくんは、きっと優しい、人を癒やす力を持ってるね。とても暖かい香りがするの...』
「...そ、そうかなぁ?」
...ふへっ。きっと、そ。
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にゃんこ姫 - この夢小説好きです。夢主可愛い!神学者の人達の絡みが見てみたいです。体調崩さないように頑張ってください! (3月18日 12時) (レス) @page18 id: 810c5be567 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - ヒスイさん» ありがとう!!!!!!!!!!! (3月14日 19時) (レス) id: 16dfaae67e (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ - マックス先輩の夢小説ありましたよ!でもすみません、題名を覚えてないんです。すいません (3月14日 17時) (レス) @page9 id: 3e779d1fb9 (このIDを非表示/違反報告)
しゅーくりーむ。 - いや最高。自分カルドさんとオーターさんと、ライオさん推しなので、この3人と絡ませてほしいな……お願い(キュルン♡)巫山戯てごめんなさい。 (2月23日 19時) (レス) @page4 id: e51a54572c (このIDを非表示/違反報告)
うか(プロフ) - 良かったら良かったらマドル兄弟とも絡んで欲しいなぁ (2月23日 11時) (レス) @page8 id: 3da31f1962 (このIDを非表示/違反報告)
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