わぁああっみんながすごい目向けてくるぅうぅう【MASHLE】

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『い、いっ...ヒッ、いぁ、あっ......』


「Aちゃん、Aちゃんっ！一体どうし...！」


『うぅうレモンちゃぁ、あっ...』





　恥ずかしくて、情けなくて、悲しくて...少し、魔力が不安定になる。


　ぎゅぅッ...と太腿部分の服を握り締め、フゥフゥと息を必死に整える。



　パリンッ、パリンッ！

　魔力を無意識に放出してしまい、空中でお皿を割ってしまう。





「きゃー！」

「なんだ！？」

「魔力暴走か！？」

「あの子だ！おい誰か止めてやれ！」



「Aちゃん！一体どうし、ッ落ち着いて下さい！」

「おぉっとこれは...」

「Aちゃん、大丈夫だから！大丈夫だから一旦深呼吸してみて！」

「Aちゃんは泣き顔も綺麗だけど笑顔のほうが素敵だぞ！！」

「こいつの言う事無視していいからな。」





　ヒッ、ア...！ごめんなさい、ごめんなさい...！

　でも今立ったら、バレて、引かれて...っやだぁあぁ



　でも、でもぉ...！このままじゃみんな怪我させて、う、うっ...







「あ〜ら、この騒ぎは何かしら？」


「「「マーガレット寮長！」」」




　マーガレット先輩の、声。






「”ケアリング”」





　あ、ぁ......ふっと身体が、軽くなった。

　横長の椅子に手をついて、ガクリと肩の力が抜ける。






『は、ふっ......っご迷惑かけて、すみませ...』


「は〜いお口チャックよ。そうね...とりあえず医務室に行きましょう。立てるかしら？」


『、...ゃ、です...』


「あら？」






　どうする、どうする？正直に言う？

　でも、...信頼はしてる、けど...でもっ......




　.........ッままならぬ...






「っ......レモンちゃあああ、来ちゃったからぁ、動けなくてぇえ...！」


「！！！！」
「！！！！」
「三年生みんなシンデレラ魔法展開してー！」

「！薬取ってきてあげるわ」
「ありがとうマーガレット！」


　私がそんな声をあげたらレモンちゃんと近くにいたラブちゃん先輩がすぐに察してくれて、周りで様子を見ていた女子先輩のみなさんもすぐに行動を起こしてくれた。


　う、う、みなさん大好きです...！すみませんっ...！

　マッシュたちワケ分からんって顔して追い出されて...うん、ごめんね...


　



『ごえ、ごえんなさ...』


「泣かないで！」

「オラさっさと失せなお前ら！！」

「コックさん、ココア一つ。」

「大丈夫だよ！」

「これ寮長から！」




　...あったかいっ


　
　

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