１３ ページ14
...あ、デミグラスソース作ってない。
「ケチャップで良いと思うけど...」
『大丈夫かな...この形のオムライスってデミグラスソースのイメージで...』
「全然大丈夫だよ！せっかくだから温かいうちに食べよう？」
...そうだよね、せっかく苦労して作ったし！
『食べよっか！』
「うん。...頑張ったね、僕たち。」
『すっごく頑張った。』
そう話しながらクスクスと笑いをこぼす。フィンくんと料理するのすっごく楽しかった！
なんか、いいな。こうやって友達と料理するのも。
『新婚さんもここまでだ。』
「歴戦の猛者でも乗り移った？」
『んふふっ』
新婚さんごっこもここまで。良い修行になった！
ドレス・ド・オムライスを魔法無しで作ったのかなりすごいと思う。ホントに。
...えへへ、ほんとに美味しそう。
あ、向かいに座るフィンくんと目があった。ニコって笑うとニコって笑い返してくれた。うれしっ
「『いただきまーす』」
.........。
『え、すごく美味しい。』
「ホントに美味しい。」
ぱち、とフィンくんと目を合わせる。
え、え、ホントに美味しい。魔法一切使わないで料理したほうが実はすごくいいんじゃ...？
『チキンライス最高すぎない...？』
「卵に牛乳入れるとコクが違う...」
『全然問題なかったね...』
「失敗しなくてよかった...」
......ハッ、悪魔が囁いてくる...！
『...フィンくん。』
「ん？」
『ちょっと待ってて。』
これはとんでもないものが出来てしまうのでは...？
私は立ち上がってお皿を持つと、その上に【夢羊のチーズ】をチョチョイと炎魔法で溶かし、垂らす。
あ、悪魔だ...！！
『...フィンくん、見てコレ。』
「こ、これは...！！」
途端に目を輝かせるフィンくん。だよね、そうなるよね。
一口分をスプーンで掬って、それをフィンくんの目の前に差し出す。
「...へ、えっAちゃッ」
『はやくはやく、固まっちゃう』
ジッとスプーンを見つめたあと、パクリ！とスプーンはフィンくんの口へ。
目がキラキラしてる...私も食べよ！
「！？Aちゃッそれ僕が今...！」
『まッッ...美味しぃ...！！』
？フィンくんなんか言った？...まぁいっか！あ、チーズはまだあるからね！
ふふ、すごく幸せっ♡
＊
「...新婚さん、終わってないじゃんッ...！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 542人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にゃんこ姫 - この夢小説好きです。夢主可愛い！神学者の人達の絡みが見てみたいです。体調崩さないように頑張ってください！ (3月18日 12時) (
レス) @page18 id: 810c5be567 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - ヒスイさん» ありがとう！！！！！！！！！！！ (3月14日 19時) (レス) id: 16dfaae67e (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ - マックス先輩の夢小説ありましたよ！でもすみません、題名を覚えてないんです。すいません (3月14日 17時) (レス) @page9 id: 3e779d1fb9 (このIDを非表示/違反報告)
しゅーくりーむ。 - いや最高。自分カルドさんとオーターさんと、ライオさん推しなので、この3人と絡ませてほしいな……お願い（キュルン♡）巫山戯てごめんなさい。 (2月23日 19時) (レス) @page4 id: e51a54572c (このIDを非表示/違反報告)
うか(プロフ) - 良かったら良かったらマドル兄弟とも絡んで欲しいなぁ (2月23日 11時) (レス) @page8 id: 3da31f1962 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
