人間と怪異と半怪異【肆】 (ページ2)

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半怪異が147体ページ2

園芸実習中

　

　

　

「えぇー！？

クラスの中島くんに呼び出されたぁ！？」

　

『あ、葵！声が大きいよ...！』

　

「あッごめんなさい！

えぇ〜っでもそれホントなんでしょ...！？キャーっ！！」

　

『は、恥ずかしいから待って！』

　

「なんで恥ずかしがるの！羨ましい限りよ！！

こっちなんて、生まれてこの方告白なんてされたことないんだからね！」

寧々はAに掴みかかる勢いで叫ぶ

　

　

「A！白状しなさい！！

今まで何人の人から告白されたの！？」

　

『え、えぇ...(汗)』

　

　

「Aちゃん教えて教えて！私も知りたい！」

　

『なッ...！葵まで！

葵のほうがモテるじゃん！わ、私なんか...』

　

　

必死に抵抗するが、とうとうAが根負け。

　

　

「さぁ！！」

　

寧々と葵はワクワクした目で見つめてくる

Aもしぶしぶ...顔を赤くして目を横に逸しながら

　

　

『よ、四回目...』

　

　

　

　

「...あれ、意外と少ない？」

　

『す、少なくていいよ！！』

　

　

予想以上の少なさに寧々は少し眉を下げる

　

だがここで葵がとある事を思い出し、Aにバレないように寧々に耳打ちをする

「？なになに？...

　

......えｯンム！」

　

「しーっ！」

　

　

　

『？、どうかしたの？』

　

「あッ何でもない！あははっ...

　

あ！そうだA！じょうろに水入れに行こ！」

　

『あ...うん！いいよ！

じゃあ葵ちゃん、ここちょっと任せるね？』

　

「うん、いいよ！いってらっしゃい！」

　

　

　

　

　

”Aちゃん、すっごい可愛いし性格もいいからモテてるんだけど...

　

　

なんかAちゃんに告白しようとしたりすると...顔は影がかかっててよく見えないらしんだけど、バットを持った人が現れるらしいの......”

　