人間と怪異と半怪異【参】

半怪異が129体 ページ33

そしてそんな子どもたちをミサキ先生が宥める



　



「いーんだよここで」



　




　







シャッターが切れる数秒前


　









「前見ろ、笑って




ほーら、...ぁ」



　




　




『？』


　








　

シャッターが切れそうな瞬間、ミサキ先生は隣にある稲荷像に目を向け優しく耳元を触りながら一言言った



　









　









　




「お前もだ」






　









　


　



『！』


　









ミサキ先生がそこから手を優しく引っ張る感じで何か...いや、誰かを引っ張った。






　

恐らくあれは...＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




　









　




　



あの時の顔(表情)は、本当に恋する乙女の輝きに満ちた綺麗で純粋な顔だった






　







　








　



　







『ッ...！』




　






突風が吹き、場面が変わる...









　









　









　





　

『っ...』









Aはまたもやあの祠の前で目が覚めた。





　







でもそこの雰囲気は...先程よりは全く違い、なんだか空気が酷く重々しく薄暗い感じだった

半怪異が130体→←半怪異が128体

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す