人間と怪異と半怪異【参】

半怪異が120体 ページ24

「あなたからお人形にしてあげるわ」



　






そう言ってハサミを振り上げる二番





　









「うわっ！！」



　








「源くんッ！！」





　




「ヤシロ下がって！」




　









　



Aが下に落ちて数刻




上は七不思議の二番が現れ不穏な空気になり、戦いが繰り広げられていた。



　



　

　









　


「クッ...！」






　

光は繰り広げられる攻撃を必死に交わし応戦していた


　








　


ガシャンッ

バシッ









「...」





スっ...とふと攻撃を止める二番。





　







「？...」




　

疑問に思う三人






　








　




「...なんの真似？二番」








花子くんは冷静に武器を構えながら聞く





　









「...」





だが二番はうんともすんとも言わず、むしろ顔を顰めながら辺りを見渡す。



　






そして何かにハッとすると、三人を置いていきなり消えてしまった。









　





　


「えｯ...消えた...」








「...何だったんだ？」


　



寧々と光は訳が分からず首を傾げる




　









だけど花子くんは少し考えると




　







「まさかッ...！！！」





と顔を青くして叫んだ





　






　




「え、なにッどうしたの花子くん！？」








「何だ何だ！？」







　




二人が花子くんに話しかけるも、花子くんはAが落ちたのとは別の谷底を見る。





「？...はなこく「少年ッ！ここでヤシロを守って待機してて！！いいねッ！」



花子くんッ！？」




　








「えッな、おいっ花子！！」




　




　









花子くんはそう早口に光に指示すると、谷底に急いで降りていった


　




二人は唖然とその行動を見とくことしか出来なかった。

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