十五歳だけど四年生だっ！！

忍者49 ページ3

『？...』




　



Aはイマイチ意味が分かってなかった。


が、それを察した喜八郎は説明する。









「きみ、年下の三反田数馬には敬語なんか使ってなかった。



...僕達にも使わないで」





　

なんとなく照れくさくなり横を向きながら言う喜八郎。







　




そして敬語の意味を理解したAは大きく納得し、


　






『ぁ...


うん、分かった』






そっと微笑んだ。







　




「ッ…」



　



顔を思いっきり逸らす喜八郎。







その顔はかなり赤くなっていた


ここからどうしていいかも分からなくなり、喜八郎はAに「じゃあまた後で〜」と伝えると、土井先生に怒られている二人の様子を見に行った


　







　








そして次に...





「あ、俺は浜守一郎っていうんだ！よろしくな！


実は俺も編入生なんだ！」









男、浜守一郎が話しかける。




　


　




そして「編校生」と言う共通の言葉を使い、一気にAとの距離が近くなった。


さすが





　







『そうなの...！？


おんなじだね！』









「あぁ！

だから、いまのAの緊張する気持ち分かるぞ〜！」


　

　







守一郎は経験した編校を思い出しながらAとの話に花を咲かせていった








『嬉しいよ〜！




...あ、そう言えばさっき二人の頭チョキチョキしてた子はなんて言うの？』

　








「ん？
あぁ、タカ丸さんだ。

は組にいる斉藤タカ丸さん。


　


あ、そうそう！タカ丸さんも編入生らしいんだ！俺とはタイミングが違ったがな！w」








『へぇ〜！』









二人の話し声が聞こえたのか、タカ丸が近づいてきた。


　






「呼んだ〜？」





土井先生に怒られていた二人を見てたタカ丸が寄ってきた。





　




「あ、タカ丸さん！」









『今日からよろしくお願いね！えっと...斉藤タカ丸くん！』









「タカ丸でいいよ〜。

こちらこそ、よろしくね？Aちゃん！」



　




さすがモテ男。


ナチュラルに呼び捨てに持っていく(ｽﾀｧｲﾙ)

　

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