半怪異が77体 ページ30
花子くんが去った屋上。
「...花子くん」
『...寧々ちゃん、そろそろ行こっか』
「...うん、そうだね」
Aと寧々は戻ることに。
ここでAは『あっ...』とこぼす
「、A?」
『...寧々ちゃん、先行っててくれる?』
「?うん、分かった」
そう言って寧々は先に戻った。
そしてAは...
『...』
「うッ...」
まだ倒れている光の前に近寄った。
『...』
そしてそこにしゃがみ込むと、光の左手を優しく両手で包み込み...
『ッ、ッ...』
念を込めると...光の左手の火傷がAの左手に移る。
『ふッ...ッい゛ッ、!あッ...ッ』
ただの火傷ならまだしも、まだ少し電気も帯びてビリビリする。
『ッ...
はッ、ふぅぅ...』
だいぶ落ち着いてきたA。
そしてもう一度光の前にしゃがむと、今度は光の頭を右手で優しく撫でながら囁く。
『...源、光くん?
あんな事...君はまだ中学生なんだから...
自分を大事にして、ね...?』
Aの言った「あんな事」
それは...
”オレはみんなを守るためなら命なんか惜しくねぇーんだよ!”
Aはそろそろ行こうと立ち上がる
『...よいしょっ
この手...ッ手当してもらわなきゃッ...』
『...またね、光くん。』
そう言って、Aは屋上から出ていった。
「ッ花子...!?」
目が覚めた光
「...ッ、あのヤローッ結構本気で殴りやがって...
左手も......え?」
「なんで...」
光は...自分で作ったはずの左手の傷が消えていることに気付いた。
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津雲馨櫻 - すごくおもしろいです!今私も小説書くのにハマってるんです!ぜひ参考にさせてもらっていいですか?それと、また書いてください! (2022年2月20日 16時) (レス) @page48 id: 9166d35a6a (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 桜愛さん» ありがとうございます!頑張って更新していきます!! (2020年2月26日 19時) (レス) id: 2ed1be5e34 (このIDを非表示/違反報告)
桜愛 - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2020年2月26日 7時) (レス) id: 7502921f40 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - (´・ω・`)さん» わあぁぁ!ありがとうございます!!頑張ります!!(`・ω・´) (2020年2月16日 17時) (レス) id: 2ed1be5e34 (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`) - どんどん面白くなってきている!最高!無理せず更新頑張って下さい! (2020年2月16日 16時) (レス) id: 03f6bf06e7 (このIDを非表示/違反報告)
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