パン４６個 ページ47
「アキくん厳しくしてばっかじゃ可哀そうだよ〜？」
「そうだぜ！コウモリに殺されかけたと思ったらすぐ仕事だ！褒美くれ！！」
「ん？お前ウチの妹とデートしてただろ？ん？」
「あ！？やっぱあれデートなのか！？」
「ははは」
「あ？なん、イテェ！！」
デンジの頭をミシミシと掴みながらアキラはそれはもういい笑顔を見せる。
荒井とコベニは唖然とそんな状況を見つめ、姫野は愉快に笑うと何かを思いついたように声を高らかに上げ腕を広げた。
「よっし！私が一肌脱いでやろう！」
「......まぁ、なんだ言ってみろ姫野」
「今回の悪魔を倒した人にはなんと！
私がほっぺにキスしてあげま〜す！」
「え！？」
「ええ！？」
「んなこったろうと思った...」
姫野の宣言にアキラは呆れながら額に手を当てた。
「そんな事は！そんな事はやめてください！結婚前の乙女がそんな猥らな...！」
「おぉ、荒井お前意外とちゃんとしてるんだな」
「白川さんは俺をなんだと思ってたんですか！？」
「え〜！ご褒美あったほうがやる気でるでしょ！？ね〜！」
「姫野、多感なお年頃でもある男の反応を見て楽しむんじゃない
そしてコベちゃんが困惑してるから離してやれ」
あわわ...と姫野の絡みに困っているコベニをアキラは救出するとよしよしと優しく頭を撫でる。
すぐにセクハラで訴えられると危惧し手を離した。
「すまん、訴えないでくれ」
「え...？」
とにもかくにも、姫野のキス宣言は曖昧なままになり変わりにアキラが「うちのパン選び食べ放題」を宣言すると全員の目が輝いた。
「ほ、ほんとですか...！？」
「白川さん家のパンが選び放題食べ放題...」
「アキラくん太っ腹じゃ〜ん！」
「いいんですか？先輩」
「マジでか！？」
「嘘じゃ無いじゃろうな！？」
「あぁ。それにパンだけじゃなくてプリンとかアイスとかクッキーとかもいいぞ」
逆にこんな物でいいのかとアキラ自身は不安だったが(命＝パン)、まぁ全員喜んでいるので良しとした。
しかしそれと同時に姫野のキスよりもウチのパンが勝ったことに非常に姫野に申し訳なくもなったアキラだった。
＊
頑張って責任取らなきゃ...！！
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夜桜 - 好きです。結婚してください。養うので (2023年1月10日 18時) (
レス) @page43 id: 698aef88a4 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - 好きです。結婚してください。養うので (2023年1月10日 18時) (レス) @page43 id: 698aef88a4 (このIDを非表示/違反報告)
さにわ - 多重婚じゃん (2023年1月3日 23時) (レス) @page43 id: 01ecb0b19e (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - 尊すぎて死んだわ。責任とっていっぱい更新してください (2022年12月21日 0時) (レス) @page45 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
デンジ - 好きだ！！！！！！！！！！ (2022年12月20日 18時) (レス) id: 4e0305d11f (このIDを非表示/違反報告)
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