パン３９個 ページ40
『それでここを曲がって、あそこに見える大きな建物を目印に真っ直ぐ行くと...ほら、ここだよ！』
「おぉ...」
今まで馴染みがない様な通りだったのか、デンジくんは道中色んなものに興味津々だった。
けど何度か見失いそうになったり道を外れそうになったりと、なにかとハプニングが多かったのでもう逃げないように手を繋いだ。弟がいたらこんな気分なのかな、なんて思ったり。
でも今度はビックリするほどデンジくんは動かなくなった。従順になりすぎて怖かったよ...
とにかく、こっちこっち！と腕を引っ張って今に至る。
『良ければ入って入って。』
「お、おう！」
そういってデンジくんの手を離し、両手でお店の扉を押し開ける。
『ただいま〜！』と言って入る私のあとにデンジくんも恐る恐る「お、お邪魔します...(？)」と入ってきた。
ちょっと笑ってしまった
デンジくんの方を見ながらニヤニヤとしていると、デンジくんがお店の奥を見ながら「あ”！？」と叫んだ。同時に奥の方からも「お前...！？」と「おぉ！デンジ！」と聞き慣れた声が聞こえてくる。
声の方を向くとそこにはアキさんとパワーちゃんが立っていた。
「おまっ...いつAさんと！」
「なんじゃずるいぞデンジ！Aと遊んでおったのか！」
「いやつーか！なんでテメーらがここにいんだよ！？」
『わぁ、二人共いらっしゃいませ！』
叫ぶ三人、穏やかに接客を始めるA。
レジにいるアキラも少し驚いていた。
「A〜！また会えるとは思わんかったぞ！
しかしデンジだけずるいぞ！一体何してたんじゃ？」
『ん〜......デート？』
「「「はぁ！？？」」」
「なんでデンジまで驚いとるんじゃ」
そして今の男三人の驚き声を聞いて裏から両親が顔を出す。
母親がのんびりと「あらおかえりA。お友達と一緒に帰ってきたの？」と聞いたので、AもAで『うんっ。デンジくんって子とデートしてきたの！』とこれまたさっきと同じように返すと母親はあらっ♡と楽しそうに微笑んだ。
父親は何も言わず裏に戻っていった。
”「何してきた、何してきたんだ！」”
”『え？公園行って、そこでジュース飲みながらお話したり...』”
”「デ、デート...あれもデー、...？」”
”「なんじゃ、楽しくなかったのか？」”
”「い、いや、そういうわけじゃ...むしろ、」”
”「おいお前、Aさんに変なことしてないだろうな？」”
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夜桜 - 好きです。結婚してください。養うので (2023年1月10日 18時) (
レス) @page43 id: 698aef88a4 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - 好きです。結婚してください。養うので (2023年1月10日 18時) (レス) @page43 id: 698aef88a4 (このIDを非表示/違反報告)
さにわ - 多重婚じゃん (2023年1月3日 23時) (レス) @page43 id: 01ecb0b19e (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - 尊すぎて死んだわ。責任とっていっぱい更新してください (2022年12月21日 0時) (レス) @page45 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
デンジ - 好きだ！！！！！！！！！！ (2022年12月20日 18時) (レス) id: 4e0305d11f (このIDを非表示/違反報告)
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