パン３３個 ページ34
『んーっと...じゃあまず、デンジくんはなんでデビルハンターになったの？』
「俺がデビルハンターになった
あー、今の生活続けたいから、いや、その前にマキマさんに助けてもらったからつーか...」
『助けられた？』
「おう、こんな俺を拾ってくれたんだ！
まぁ仕事する上で違反行為なんかしたら悪魔として殺されるけどよぉ、その分今はスッゲェいい暮らししてるぜ！」
『う、うん？』
なんだろう、色々とすごいこと言っててどこから聞いていいのか分からない...
公安のデビルハンターってそんなに厳しい所なの？？違反行為したら”悪魔”として殺される？？
ど、どうしよう...私なんかよりデンジくんの話をもっと聞きたい...
『えっと、そうだなぁ...あのさデンジくん、もしよければデンジくんの事もっと教えてくれない？』
「え！？あ、おっ...俺のことって例えば？」
『んと...デビルハンターをする前、とか、今の事とか...』
「デビルハンターなる前？
両親が残した借金返すのにクソみてーな生活送ってた」
『はぇ』
想像以上に聞いてはいけないことを聞いてしまった気がする。
え、え、これデンジくん普通に言ってるけど聞かれたくなかったんじゃ？え、えぇ...(困惑)
『ひ、一人暮らししてたの...？』
「ん？あーそうだな。両親死んでたし...」
『そ、ソッカ...』
「あ、うそついた」
『え？』
「ポチタと一緒だったから、一人じゃねぇ！」
...彼はホントに一体、どんな人生を送ってきたんだろう。
少ししか生い立ちを知らないけど、ただ私が体験したこと無い生活なのは分かる。
そこからデンジくんの事について教えてもらう。
初めて会った時、普通の犬じゃないなと思ってたポチタはやっぱり悪魔で、しかもチェーンソーの悪魔。
そしてデンジくんは一回悪魔に殺されちゃって、そこからポチタがデンジくんの心臓になってデンジくんが生き返って...この辺で既にキャパオーバーだったけど頑張って聞いた。
それでデンジくんは人間悪魔？のチェンソーマンになって、自分を殺した悪魔を倒して、そこでマキマさんに出会って今に至る...
『な、なんというか...すごい、ね...』
ごめん、私語彙力無くて...恥ずかしくなる。
でもそんな事しか呟かない私に彼は満面の笑顔でこう言い返す。
「へっへーん！俺スゲェーだろ！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1472人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「愛され」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜桜 - 好きです。結婚してください。養うので (2023年1月10日 18時) (
レス) @page43 id: 698aef88a4 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - 好きです。結婚してください。養うので (2023年1月10日 18時) (レス) @page43 id: 698aef88a4 (このIDを非表示/違反報告)
さにわ - 多重婚じゃん (2023年1月3日 23時) (レス) @page43 id: 01ecb0b19e (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - 尊すぎて死んだわ。責任とっていっぱい更新してください (2022年12月21日 0時) (レス) @page45 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
デンジ - 好きだ！！！！！！！！！！ (2022年12月20日 18時) (レス) id: 4e0305d11f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
