パン１１個 ページ12
お腹を貫かれたデンジはそのままガクリと動かなくなる。
悪魔はそんなデンジを見てこれみよがしに掲げ、自身の口を大きく開けた
「うふふ、会いたい人に会えずに私に食べられるなんて...可哀想ねぇ。でも私もコウモリちゃん、あなたに殺られてそうなったのよ？
いただきまァアす！」
デンジは力尽き抵抗しないまま悪魔...ヒルの悪魔に食べられ＿＿＿＿＿＿
＿＿そうになったその時。
「コン」
ガブッ、と突然現れた狐の悪魔がヒルの悪魔を食い千切った。
ヒルの悪魔は何が起こったのか分からず、「あ...はへ...？」と困惑の声をこぼす
狐の悪魔は舌でヒルの悪魔を転がしながら
「飲み込んでいい？」
「いや、そのまま吐き出せ」
「...ふふふ、今回は素直に聞いてあげよう」
狐の悪魔はそう言うとペッとヒルの悪魔を吐き出し姿を消す。
吐き出されたヒルの悪魔は首だけのまま唖然と困惑。そしてそんなヒルの悪魔の目の前にザッ、と人間の足が......
「へ？」
「取り込め。」
瞬間、ヒルの悪魔は普段の姿より数倍大きな姿になった孤独の悪魔に呆気なく体ごと食べられた。
「...戻っていいぞ、孤独の悪魔」
アキラの言葉で孤独の悪魔はいつもの可愛らしい姿に戻りふわりと姿を消した。
「...今回あの悪魔はどうなったんですか」
「ん？あぁ、永遠に孤独の世界を彷徨うだけさ。...永遠に、ね」
「...いつも使う力と違ってましたが、代償は大丈夫なんですか？」
「あぁ。お前も知っての通り、アレで手を打ったさ」
「......レーズンパンですか。」
「ご名答。
しかし今回は俺の血の入りを数十個焼いてもらわなきゃな...」
「...Aさん、何か欲しい器材とか言ってませんでしたか？」
「気持ちだけもらっとくよ、早川」
「...」
アキラの言葉にアキはバツが悪そうに顔を逸らした。
そして「さて、ヒルの悪魔駆除完了だ。」とアキラがこぼすと後ろから三人のデビルハンターがやってきた。
＊＊＊
Aちゃんがいないけどもう少し付き合って。
(作者コメント)
いやぁ皆様。
改めて、この作品を見てくださりありがとうございます！
ちまちま頑張っていきます。
他作品も作りたい(心の声)
»Miyuyuさん、お楽しみにしててくださいね！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1472人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「愛され」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜桜 - 好きです。結婚してください。養うので (2023年1月10日 18時) (
レス) @page43 id: 698aef88a4 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - 好きです。結婚してください。養うので (2023年1月10日 18時) (レス) @page43 id: 698aef88a4 (このIDを非表示/違反報告)
さにわ - 多重婚じゃん (2023年1月3日 23時) (レス) @page43 id: 01ecb0b19e (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - 尊すぎて死んだわ。責任とっていっぱい更新してください (2022年12月21日 0時) (レス) @page45 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
デンジ - 好きだ！！！！！！！！！！ (2022年12月20日 18時) (レス) id: 4e0305d11f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
