* ページ21
顔を上に持ち上げられ息がうまく出来ない
何が起きたか起きたか分からなかった。ただ目線の先には中国の綺麗な瞳があって...
数秒程して、ようやく理解できた
私、中国とキスしてる
『っ、...!!んん!』
「んっ...」
『んーッ!!んーんッ!!』
息が苦しくて、いきなりのことに驚いて、中国と距離を取ろうとするもタオルを離すわけにもいかないので片手では上手く押しのけれない
顔を動かそうとするも両手で頬を固定されているからビクともしない
ようやく解放され息を吸うも、噎せて上手く吸えない
ゲホゲホッと呼吸を整えていると視界の端で中国が立ち上がる
次の瞬間、床にドサリと押し倒された
『ゲホッ、...はぁ...ッなんで、いきなり...』
「...はぁっ」
私の問いかけにも中国はため息を一つ吐くだけ
何か言葉を続けようと思っても私の上にまたがってる中国の威圧で言葉は思うように出てこない
中国が上にまたがって来たせいでタオルがズレそうになるのを必死に抑える
だけどその手を無理やり掴まれると、中国は私の両手を上で押さえつけてしまった
『ちゅ、ごっ...やめ、やッ......』
「...我、前にも言ったあるよね?」
『、...』
ようやく発した中国の声はとても怖かった
私と視線を合わせながらゆっくりと、言葉をこぼす
「”そんな格好をするな”とか、”我も男あるよ”とか、”もう少し危機感を持つある”とか...何度も、何度も、何度も...
言 っ た あ る よ な . . . ? ? 」
恐ろしい迫力に目に涙が溜まってくる
確かに言っていた彼の言葉に私はコクコクと急いで顔を縦に動かす
「...けどA、お前は全然気をつけねぇあるな」
『ご、めっ......
でも、だって...!中国、だし...もう家族、みたいな、ものだしッ...』
「...我はそうじゃないある」
『えっ...』
中国の言葉に涙が一筋溢れる
ギュッと掴まれている腕に力が入った。
そして最後に一言
「もう我慢しないある」
そう言ってタオルに腕が伸びていった
**
作者は生きてます。(続く)
引っ張りすぎだな〜
122人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヘタリア」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ウイ - 今気づきました!ミスです😭 (1月5日 12時) (レス) id: 48ebcf1130 (このIDを非表示/違反報告)
ウイ - 葉華さん» ア",,,,,,(絶命)大大大好きです! (7月23日 23時) (レス) id: 48ebcf1130 (このIDを非表示/違反報告)
ことね(プロフ) - 尊いです…♡ (6月20日 17時) (レス) id: 5e427114c5 (このIDを非表示/違反報告)
氷空(プロフ) - いや〜尊い(*´ω`*) (5月29日 1時) (レス) @page24 id: 6cff6cb4f4 (このIDを非表示/違反報告)
はにあさ(プロフ) - ほんと最高です〜他の話ももっと見たいです! (2023年1月19日 16時) (レス) id: 67d4f9f9a5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ