【APH】◯◯事情

＊ ページ20

　


　
「いいから、早く着替えてくるあるっ」


『うん、着替えては来るけど...どうしてそんなに顔反らすの？』


「お前がそんな格好してくるからあるよ！！！」


『えっ...中国、気にするんだ...私なのに...？』


「っ、いいから着替えてくるある」


『はーい......あ、そうだった。ねぇ中国』





自分でも分かる位動揺しながらも、平然を装いAの方を少し振り向く。
　唇を微妙に歪ませ、辛うじて残る理性を働かせ振り向いた先では、Aが髪の毛と背中のタオルを少しずらして肩甲骨あたりを見せていた。





「...」


『中国、肩甲骨あたり赤くなってない？さっきお風呂場で足滑らせた時に結構強めに打っちゃって......

？中国？』






　



　






＊Aside＊






背中の痛みのことを言うも、先程から返事がない中国。何もなってない...？


むしろ不安になるほど無言。
何かあったのかと恐る恐る中国の方を振り返ると...パッチリと目が合った。





　




目が合ったのだが...





『...ちゅう、ごく？

中国ッ...ね、どうしたの...？』



「...」





少し怒ったような、なにか言いたげな冷たい目をしている中国。

初めて見るそんな中国の目に、昔の面影を見た
何を言ったら良いか分からず口をパクパク動かすも、現状は変わらない。




なんでだろう...少し、怖い。






『...ちゅ、ご......ッ

ご、ごめん休憩中に...着替えてく、』


「A」


『ｯはい！』






　






「分からせてやるある」


『え、』





次の瞬間、唇が熱をもった

　


　


　

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