【APH】◯◯事情

＊ ページ19

中国side

　



　


皿洗いも終わり、少し一息つこうかと我はコップに水を入れてそれを飲み干す。



「んっ...」






飲み干してハァ、と息をはく。
コップを机において近くのソファーに座り、Aのことを待った。





...そしてふと思い出す、昔Aに言われた事......









＝＝＝





”『中国は中国だし...なんだろうね、すごく気が許せるの。

もう家族みたいだよね私達！いや、もう家族！あははっ』”





＝＝＝








「...」




......あんな事を言われるってことは、男以前に何というか...家族以外に見られてない、って事あるか...？



はぁ...我だけがこんなに悩んで、でもAはなんとも思ってなくて...






「......ほんと、たち悪いある...。何あるか、ありのままでいられるって...」









Aは...我の気持ちなんてこれっぽっちも、『着替えの下着忘れちゃった！...あ、中国！あの入浴剤すごくいい香りだね！色もすごく綺麗で...！』






　






......は？


...今、我の見間違えじゃなければ、我の目の前にはタオル一枚で身を隠して、髪の毛からピトリ、ピトリと水滴を垂らしながら火照った頬でこちらに笑顔を向けるAが、いるある。



なんの警戒心もなく、曇りない眼で、我の目の前に...







「、...」
　

『？中国？』










...、ホントにAはッ......

我の気持ちなんて、これっぽっちも、理解して......ッ

　








まだ、まだ耐えるある我...

今すぐにAを風呂場に返せば、まだ大丈夫ある...



この事も、風呂から改めて出た時に注意すれば......






　


　

　
　





　

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