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・青年になりたての🇯🇵とまぐわう話(※) ページ12

あなたside



 彼、日本と初めて出会ったのは彼がうんと小さい頃。生まれたてのところ、中国に助けを求められて対面したのが最初だった。

そしてそんな日本もグングン大きくなっていき、少年、青年と、無事に成長していった。


 小さい頃より少し寡黙になり、どこか儚さを感じるその姿は「国」としての性格が出来上がっているとも言えた。







...が、最近の日本は...少しよそよそしい。
なんというか...話している時もあまり目が合わなくなったりと少し寂しい。

あとは...子供扱いをしないでほしいっていうオーラをジンジンと醸し出してる気がする...。


 まぁ、中国も似たようなことがあったから全然いいんだけど、やはり寂しいものは寂しい。
中国の場合は独立心が大きくなっていった故に誰にも頼らないという気持ちがあったのが原因だったけど...なんというか、日本はどこかむず痒いものがあった。


 すぐに避けたり目をそらしたはするもののどこか割り切れてないものがあり、なんとなく意識を感じたりする時がある。さほど気になりはしないが...昔の日本と比べると違和感が...でも、うん。成長の一環でもあるから、ね...




落ち着くか慣れるまで待てばいっか。















ある日

 中国が貿易から珍しいお酒やお土産をたくさん持って帰ってきて、その晩は宴となった。
無事に帰ってこれたと言うことも兼ねて大いに盛り上がった。


 日本も中国に薦められながらお酒をチマチマと飲み、楽しんでいた。
私も窓辺からそれを見つめ、料理に手を付けた。あ、これ辛い。



...そして宴もたけなわ。上司とお酒の飲み比べをしていた中国やその部下たちも雑魚寝をしており、辺りには酒瓶が転がっていた。

 私はその酒瓶や辺りに散らばったゴミを簡単に片付け、寝転がっている人達にいくつか毛布をかけると一枚扉が隔てた隣の部屋で火鉢の火を見ていた。

 火を見ていると程よく酔いも覚めてきて、お茶でも淹れようかと棚に手を伸ばす。すると扉がスッと開いた。






『あ、日本』


「...Aさん。」


『気分はどう?気持ち悪くなってない?』


「...はい。だいぶ酔いは覚めてきました。」


『そっか、良かった。
いまからお茶でも淹れようかと思ってたんだけど、飲む?』


「......」


『...日本?』






私の問いに日本は何も答えず、静かにこちらに近づいてくる。

...久しぶりに、目があった。

 





 

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ウイ - 今気づきました!ミスです😭 (1月5日 12時) (レス) id: 48ebcf1130 (このIDを非表示/違反報告)
ウイ - 葉華さん» ア",,,,,,(絶命)大大大好きです! (7月23日 23時) (レス) id: 48ebcf1130 (このIDを非表示/違反報告)
ことね(プロフ) - 尊いです…♡ (6月20日 17時) (レス) id: 5e427114c5 (このIDを非表示/違反報告)
氷空(プロフ) - いや〜尊い(*´ω`*) (5月29日 1時) (レス) @page24 id: 6cff6cb4f4 (このIDを非表示/違反報告)
はにあさ(プロフ) - ほんと最高です〜他の話ももっと見たいです! (2023年1月19日 16時) (レス) id: 67d4f9f9a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:出来たらいいなぁ  
作成日時:2022年8月11日 8時

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