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#再会 ページ21

そんな感じで私達はグラウンドへと足を進めていた。

薄暗い通路の正面からは外の明かりが漏れていて、少しずつ大きくなっていく。

しかしふと、その光の中心に1人の人影を見つけて、私は思わず目を見張った。



マントを羽織った、背の高い人。

顔は背中を向けられてわからないけれど…あの特徴的な、ツンツンした藍色の髪には見覚えがある。



天馬「……剣城?」



ふとキャプテンの口からもれる名前。

目の前の人物はこちらに気付いていないのか、依然として背中を向けたままだけれど
その大きな背中には見覚えがあり、私も大きく目を見開いた。



………剣城君だ。


あれは…きっと…ううん、紛れもなく本物の剣城君だっ…!!



天馬「やっぱり剣城だ!良かったぁ…」



まさかの展開に私達は驚愕と喜びを顔に表す。
キャプテンに至っては目尻に涙まで溜めちゃって。


でも当たり前だよね。だって私達が気付けなかっただけでずっと剣城君と離れ離れだったんだもの。

何されてるかもわからないし、無事だったかもわからないし……今頃どうなってるんだろうって不安だったけれど
今の目の前の剣城君の様子から、特にその心配は杞憂だったみたい。



天馬「剣城!無事だったんだね!」



感動の再会にキャプテンも思わず剣城君の元へ駆け寄って行った。

彼が無事なのを確認し、キャプテンは自分の事の様に喜び、久々にキャプテンらしい笑顔を浮かべた。


しかし対して微動だにしなかった剣城君は不意に自分が羽織っていたマントを取った。

ハラリと剣城君の足元に落ちるマント。
その下にはさっきとは別の意味で驚く格好をしていて、感動していた私達は目を見開き、キャプテンもピタリと足を止めた。


彼が着ていたのは、私達アースイレブンのユニフォームじゃない。

紫色のユニフォーム。
今から試合が始まるのに、私達と同じユニフォームじゃない、紫色のユニフォーム。



それは…………つまり。



A「……敵……なの……?」

久坂「な…なんでだよ……」

井吹「裏切ったって事か…?」

野咲「そんな……」



私達に衝撃が走る。

まさかそんな、折角会えた剣城君がまさか敵のチームの方にいただなんて。


裏切り…?寝返った……?

そんな、剣城君に限ってそんなっ…!



嫌な想像を何度も頭の中で否定する。
でもすぐ目の前にイヤでも応えが佇んでいて、私は思わず一歩後退った。



どうして…?どうしてなの、剣城君…?


剣城君は私達を裏切ったの…?

#これが現実→←#緊張と負担



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*IJu*(プロフ) - リナさん» コメントありがとうございます…! イラストも見て下さって嬉しいです〜(´;ω;`)これからも更新頑張ります! (2018年9月25日 2時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
リナ - とても面白いし、絵も可愛くてすごいです!これからも更新頑張ってください!楽しみにしてます!! (2018年9月24日 10時) (レス) id: a5bdddf277 (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - 悠吏さん» コメントありがとうございます…! これからも更新頑張ります〜!! (2018年5月21日 23時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
悠吏(プロフ) - めっちゃ続き気になります!更新頑張ってください! (2018年5月21日 22時) (レス) id: b245c2163f (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - あいすLOVEさん» コメントありがとうございます〜!そう言って頂けて嬉しいです( ˇωˇ ) (2018年4月20日 23時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*IJu* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年3月27日 1時

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