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#緊張と負担 ページ20

その後、カトラさんは控え室を後にし、遅れて私達も最後の試合のフィールドへと向かった。

その間私はやっぱり緊張して、心の中でずっと『大丈夫』と連呼していた。



大丈夫、大丈夫…ここまで私達、頑張って来たんだもん。
剣城君と監督がいないのは不安だけれど…それでも今日の試合は勝たなくちゃ。

それにこの試合は今までとは違う。地球だけじゃない、宇宙の未来もかかってる。尚更今日の試合は勝たなくちゃ。



………何だか逆に緊張して来ちゃった……



皆帆「緊張してるの?」

A「…!」



いつの間にか自分にプレッシャーを与えてしまっていたその時
ふと皆帆君が後ろから私に声を掛けてきて、ドキドキと鳴っていた心臓が一瞬キュゥンと縮んだ。

慌てて振り返ると皆帆君に「顔が強ばってるよ」と笑われてしまい、途端に恥ずかしくなってきて私は思わず俯いた。



瞬木「おい皆帆、あんまりAをからかうな。
これ以上負担かけてどーすんだよ?」

皆帆「別に負担になるような事はしてないじゃない」

瞬木「Aにとってお前は存在そのものが負担なんだよ」

皆帆「…それってどういう意味かな、瞬木君?」



黙り込んでしまった私の代わりにはー君が会話を続けてくれた。
でも内容は相変わらずの喧嘩腰で、相変わらず意地悪い。

これには皆帆君も眉を顰めてじーっとはー君を見つめるが、はー君は全く気にしてないみたい。



真名部「…そのままの意味じゃないんですか?
皆帆君、何かとAさんにちょっかいかけますから」

皆帆「えっ?」

久坂「まぁ、確かに」

好葉「…子犬みたい」

野咲「そうよねぇ、皆帆ってすーぐAの所に行くイメージ」

鉄角「そういうお前も最近はAにすぐくっつくだろーが」

野咲「私はいいのよー!Aに負担かけてないもん! ねー!A〜!」

A「へっ?!あ、う、うん…!」



不意にさくらちゃんに聞かれて私はびっくりしちゃったけれど、とりあえず頷いておく事にする。


まあ…別に負担には思ってないから。
それにさくらちゃんに抱きつかれるのも、嫌いじゃないし。


……ただ後ろから勢い良く来るのはやめてほしい…かな。




そんなやり取りをしていたからか、先程まで煩く鳴り響いていた鼓動が幾分か和らぎ、気付けば気分は落ち着いていた。

#再会→←#命を懸けて



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*IJu*(プロフ) - リナさん» コメントありがとうございます…! イラストも見て下さって嬉しいです〜(´;ω;`)これからも更新頑張ります! (2018年9月25日 2時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
リナ - とても面白いし、絵も可愛くてすごいです!これからも更新頑張ってください!楽しみにしてます!! (2018年9月24日 10時) (レス) id: a5bdddf277 (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - 悠吏さん» コメントありがとうございます…! これからも更新頑張ります〜!! (2018年5月21日 23時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
悠吏(プロフ) - めっちゃ続き気になります!更新頑張ってください! (2018年5月21日 22時) (レス) id: b245c2163f (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - あいすLOVEさん» コメントありがとうございます〜!そう言って頂けて嬉しいです( ˇωˇ ) (2018年4月20日 23時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*IJu* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年3月27日 1時

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