世界征服〜僕らのサーカス〜【イナGO】 VSフィフスセクター編 第陸幕

二つ名のペテン師 309 ページ32

「後でまたアンタ達の�爛▲献鉢瓩帽圓�からね」

『キミさっきの話聞いてましたか？！』

「アンタに頼みたい事があンのよ」

『…また�狎亅瓩両霾鵑任垢�？ならもう新たに幾つかピックアップしておきましたので、そのデータを送り…』

「いや、今回はソレじゃないのよ。人を探してほしくって」

『………はい？』



向こうから拍子抜けな声が響く。
きっと予想外だったのだろう。

数秒間向こうが静かになった後、再び聞こえて来た声はさっきより落ち着いていた。



『………どうして人探しなんか？』

「別に？大した用事ではないけれど…ただ、ちょっとソイツのツラを拝みたくって。
あわよくばその脳天カチ割ってやろうと思って」

『その方は一体全体どうしたらキミにそこまで恨まれてしまったのでしょう……』



『御愁傷様です』と向こうから聞こえて、その後に溜息が漏れた。


思い出しただけで腹が立ってきて私は顔を顰めると、察したのか向こうが呆れたような口調で告げた。



『まぁ、報酬次第ですね』

「えー、人探しなんて�狎亅畸気靴茲蟯蔽韻任靴腓Δ�？
そんなんにもいちいち報酬差し出さなきゃいけないワケ？」

『何が「簡単でしょう？」ですかッ！
こっちは原稿と並行して毎回調べているんですからね！！それ相応の代償を支払ってくれたってイイじゃないですか！！』

「いや、フツーに支払う分には良いんだけどさぁ…アンタ達毎回変なもんばっか頼むから……」

『レイナちゃんは変じゃありませんっ！！！』

「あー、ハイハイわかったわかったから。
そのレイカちゃんの人形でも壁掛けでも限定プレミア品でも調達してあげるから」

『レイナちゃんですッ！！！！』



ちょっといじり過ぎただろうか。
向こうがツッコミ過ぎて呼吸が荒くなっている。


とりあえず息が整うのを数秒待ってやると、向こうから『絶対ですよ……』と息切れ切れの声が聞こえて、とりあえず交渉は成立した。



『……で？誰なんです、その探して欲しい人って言うのは？』

「つっても私もよくわからないんだけどね。人から聞いただけだし…」

『っ……と、とにかく！何か手掛かりとか情報は無いんですか？そうじゃなきゃ始まりませんよ』

「そうねぇ……」



大方息が整うと彼は早速聞き入れる体制に入り、私は不動から聞いた情報を思い起こす。


そして一呼吸の間を空けてから、その手掛かりを相手に伝えた。





「＿＿＿＿＿��S�瓩辰匿擁�を、探して欲しいの」

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