ハーバリウムに閉じ込められて【神童拓人】 ページ16
天蓋付きのデッカいベット。
一人部屋にはしては広過ぎる部屋。
そこに並ぶ清潔かつ豪華な家具達。
まるで絵本に出て来るお姫様の部屋のような、そんな部屋の中心。
これまたムダにデカいテーブルの上に並んだ、これまた豪華な料理。
ソレらを睨むように眺める私こそが、(一応)この部屋の主らしい。
「ダージリンでいいか？」
「……うん」
「砂糖は？」
「いらない」
そうして、そんな私の部屋で茶葉から紅茶を淹れてるコイツは神童拓人。
コイツは所謂金持ちのお坊ちゃま。
召使いに囲まれ、ピアノを嗜み、2匹の可愛らしい猫を飼っている典型的なお坊ちゃまタイプのはずなのだが、何故か私の為に紅茶を淹れてくれている。
この光景を他の召使いや両親が見たらなんて言うんだろう。
「すまない、取り急ぎ用意したものだからまだ部屋が散らかっていてな……お腹が空いただろう？先に食べていてもいいんだぞ？」
茶葉を透明な容器に入れ、そこに熱湯を注ぎ込みながら神童はそう言った。
確かに腹は減っていた。
何せ昨日から何も食べていない。
加えて目の前に並ぶ料理達はどれも全部美味そうで
いつもだったら齧り付いている所だ。
だが私はそっぽを向いてテーブルに頬杖をつく。
そんな事してもどうにもならないが、今はとにかく反抗したかった。
「……いらない。腹減ってねーから」
「昨日なにも食べていないのにか？」
「いらねーって言ってるだろ。
……今、そんな気分じゃねーし」
「……そうか」
私がそう応えると、神童は何処か悲しそうに目を伏せ、視線を紅茶の容器に戻した。
そんな顔するなら私を此処に連れて来なければよかったのに。
「…なら、何が好きなんだ？
お前の望むモノを持ってこさせよう。
なんでもいい。好きな物を言ってくれ」
かと思えば、すぐ振り返ってそんな事聞いて来るし。
狂ってるとしか思えない。
でもソレに恐怖するのは昨日で散々やった事だし。
それに……どうにもコイツ、私を傷付ける気はないみたいだし。
「……そ、なら…
おもむろに自分の片腕を掲げながら、私は神童を睨む。
その腕には�犲蠑��瓩�されており
壁に繋がれた�犧伸瓩坊劼�れていた。
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葉月 - ＊IJu＊さん» お返事ありがとうございます！お待ちしております！ (2018年3月29日 15時) (
レス) id: b8eba8719c (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 葉月さん» リクエストありがとうございます！了解しました〜！お話が浮かび次第更新致しますので、暫しお待ちを！ (2018年3月29日 1時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - リクエスト失礼致します！男主くんのソウルが試合中に暴走してしまい暴走で雷門イレブンを傷つけ京介を傷つけそうになった時に京介が男主くんに「目を覚ましてくれ！」的な事を言って目を覚ますけど気を失う〜…みたいなどシリアスな小説をお願いします！ (2018年3月29日 0時) (レス) id: b8eba8719c (このIDを非表示/違反報告)
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