怒られたのです ページ47
窓の外の流れる景色を見ながら
また、たまに不動さんと他愛のないお話をポツポツと話しながら、電車に揺られる事約1時間半ほど。
やっと目的地に辿り着き、私は電車を出ると駆け足で改札へと向かった。
早く、早くお父さんに会いたい。
確かお父さんの病院は此処から徒歩10分程の所だったはず。
道は……まぁ、多分地図を見ながら行けばどうにでも……
「おい、待てっつってんだろ！」
なんて病院への行き方を考えながら走っていると
不意に誰かに腕を掴まれた。
私はすぐに振り返り、その人の顔を見上げる。
「離れるなってさっきも言ったろ？
いきなり走んじゃねぇよ」
不動さんは眉を寄せ、明らかに怒っているような表情でそう言うと呆れたように溜息を吐いた。
私は一言「すみません」と謝って、俯く。
すると頭に何かが乗っかり、それは私の頭をクシャッと撫でた。
「…ほら、行くぞ」
そして頭上からぶっきらぼうな声が聞こえ、私の手を大きな手が掴む。
……私、今、
不動さんと、手を繋いでいる。
しかも今回は、不動さんから。
私からではなく、不動さんから。
「…勘違いするなよ」
私がジッと繋がれた手を見つめていると、不動さんは私から目をそらし、ボソッと呟く。
「お前がまた勝手に離れるかもしんねーから、仕方なく繋いでるだけなんだからな。し・か・た・な・く！！」
『仕方なく』をこの上なく強調し、また溜息を吐く不動さん。
……これが、世に言うツンデレというものなのでしょうか。
お父さんとはちょっと違いますけれど、それはそれでいいと思います。
「つまり、犬の散歩で使うリードのようなものですね」
「そ…そうだ！それだ！
俺が言いたいのは、つまりそういう事だ！」
「わかりました、もう走りません」
「…ホントか？」
「本当です、信じて下さい」
「イマイチ信じらんねー」
「…ブザー鳴らしますよ」
「嘘です、ごめんなさいっと」
「謝れてません」
不動さんの棒読みな謝り方に少々呆れつつも
何だか可笑しくって、つい笑みが溢れた。
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修季(プロフ) - ＊IJu＊さん» あ、やっぱり← 私ね、とある授業で空見てたら先生に「好きな子でも出来たかい？」って言われて吹いた。 (2015年8月9日 23時) (
レス) id: e03a3511de (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 修季さん» あ、ごめんもうダメだ僕(´･ω･`)← 既にやってる常習犯(´･ω･`)←← (2015年8月9日 0時) (レス) id: 4f6a541d49 (このIDを非表示/違反報告)
修季(プロフ) - ＊IJu＊さん» 授業中は寝てるか妄想してるかのどっちかだからw ※良い子は真似してはいけません。良い子じゃなければ真似していいよ★ (2015年8月6日 17時) (レス) id: e03a3511de (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 修季さん» マジか羨ましい(´･ω･`) 仕方ない、寝るのは仕方ないよ← (2015年8月6日 11時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
修季(プロフ) - ＊IJu＊さん» でも、私頭良いほうなんだよ(笑) どうも、地学と化学が難点だけど…… でも、授業中寝てるから内申点やばい←← (2015年7月29日 8時) (レス) id: e03a3511de (このIDを非表示/違反報告)
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