古城の親父さんについてだ ページ5
日曜日。
俺は河川敷の草むらに生えている少し小さめの木に凭れ、適当に景色を眺めていた。
オレンジ色に染まりかけ、太陽が沈んでいく。
近くを流れる川がキラキラと反射して、とても綺麗だ。
『……おとう、さん…？』
景色を見ながら思い出すのは、何故か昨日の古城が寝ぼけて放った言葉。
お父さん。
確かにアイツは俺に向かってそう言い放った。
きっと見間違えたんだ。
それに気付いた時の古城の悲しそうな顔が忘れられない。
今までも数回彼女の悲しそうな顔を見た事はあるが、
昨日のやつが一番悲しそうだ。
……アイツにとって親父さんはどんな存在だったんだろうか。
少なくとも、アイツの中では慕っていたんだろう。
何せ俺を親父さんと見間違えた時、明らかに嬉しそうな表情をしていた。
だがその親父さんは、今は彼女のそばにいない。
きっと古城は会いたいんだろうな。
自分の父親に。
見間違えるぐらい会いたいんだ。
恋しいんだ。
…………って、
「なに他人の父親について勝手に考えてんだろ…」
思わず声に出してしまった。
つかまず、何でこんな事いちいち気になってんだ、俺？
いつもだったらあんまりこーゆーのは首突っ込まないんだけど…
……何か、気になる。
「意味わかんねー…」
溜息を吐いて、頭を抱えた。
もういいや。
考えんのやめよ。
もう少しぼんやりしてから今日は帰るか。
「……ん…？」
そう思いながら腕を伸ばした時だった。
見た事のある人影が二人、並んで歩いているのを見つけたのは。
あれは古城と……真名部…？
「＿＿＿？」
「＿＿」
二人は何やら話しながら、川沿いを歩いていた。
幸い俺の存在には気付いていないようだ。
……にしても、
まぁまぁ、仲のよろしいことで。
「(なぁに見せつけてくれちゃってんだよ？
手ェ繋いで散歩かぁ？)」
そう、二人は手を繋ぎながら歩いているのだ。
見ていて何だかイライラした。
二人はそんな俺の気など知らず、まるで見せつけるかのように繋いだ手をブラブラさせながら歩いていく。
あーーーもう、
さっさと通り過ぎろよなぁ…
…………って、
何で俺、こんなにイライラしてんだ？
「っ…？！」
暫く二人を観察している時、
驚くべき行動を見てしまった。
俺はその光景を見た瞬間、一瞬頭が真っ白になり、
モヤモヤとした蟠りが充満した。
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修季(プロフ) - ＊IJu＊さん» あ、やっぱり← 私ね、とある授業で空見てたら先生に「好きな子でも出来たかい？」って言われて吹いた。 (2015年8月9日 23時) (
レス) id: e03a3511de (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 修季さん» あ、ごめんもうダメだ僕(´･ω･`)← 既にやってる常習犯(´･ω･`)←← (2015年8月9日 0時) (レス) id: 4f6a541d49 (このIDを非表示/違反報告)
修季(プロフ) - ＊IJu＊さん» 授業中は寝てるか妄想してるかのどっちかだからw ※良い子は真似してはいけません。良い子じゃなければ真似していいよ★ (2015年8月6日 17時) (レス) id: e03a3511de (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 修季さん» マジか羨ましい(´･ω･`) 仕方ない、寝るのは仕方ないよ← (2015年8月6日 11時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
修季(プロフ) - ＊IJu＊さん» でも、私頭良いほうなんだよ(笑) どうも、地学と化学が難点だけど…… でも、授業中寝てるから内申点やばい←← (2015年7月29日 8時) (レス) id: e03a3511de (このIDを非表示/違反報告)
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