言い争いなんだよ ページ31
不動さん達から離れ、俺はモールの外へと出ても尚足を止めないで進んだ。
その両手にはそれぞれAと真名部の手首を掴んで。
「離して下さい…！
離して下さいってば…！！」
建物から出るとAは我に返ったかのように抵抗し、終いには俺の掴んでいる手に爪を立てた。
それでも暫くは痛みを堪えて無視していたが
その後彼女は容赦無く俺の手を抓ったり叩いたりするので、流石に耐えられなくなった。
俺は2人を店と店の間にある人気のない所に入り込む。
一番奥は案の定行き止まりだったので、そこで2人の手を離した。
「…いきなり何をするんですか。
結構痛かったのですが」
Aは俺に掴まれていた手首を摩りながらブツブツと文句を言い始める。
対して真名部は困惑した表情で俺を見つめ、眉を顰める。
「いや、俺の方が確実に痛かったんだけど」
「瞬木君が離してくれないからです」
「特に爪立てんのやめろよ。
めっちゃ痛かったからな。
つか跡残ってんだけど」
「自業自得です」
Aは無理矢理連れて来られた事に不満を抱いているのか
いつもより強い口調で吐き捨てる様に反論した。
…俺悪いのかよ。
「とゆうか、何の為にわざわざ此処に来たんですか？
何も無いじゃないですか」
真名部も何処か不機嫌な様子で、眉根を吊り上げ、俺を睨むように見る。
コイツら……
「お前らなぁ……」
俺は溜息を吐いて、2人を交互に見つめる。
2人は互いに顔を見合わせると、ハッとしたように目をそらして不快そうな顔をする。
…雄太と瞬の喧嘩を見ているようだ。
やってる事がガキくさい。
「…今の内に仲直りしとけ。
お前らうるせぇんだよ」
「別に喧嘩していませんけれど」
「ただ陣君がわかってくれないだけなのです」
「なっ…！？
そうやってすぐ僕の事悪く言うのやめてくれませんか？！」
「本当の事じゃないですか。
陣君のありのままじゃないですか」
「違いますね。
それはAの一方的な思い込みです。
Aだって融通が効かな過ぎです。
どれだけ自分を通せばいいのですか」
「物をハッキリ言う事の何がいけないのです？
陣君みたいに何も言えずにモヤモヤするよりはずっとマシですけど」
「貴方はハッキリ言い過ぎなんです！！
大体貴方ときたら……」
あーあ、始まった。
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修季(プロフ) - ＊IJu＊さん» あ、やっぱり← 私ね、とある授業で空見てたら先生に「好きな子でも出来たかい？」って言われて吹いた。 (2015年8月9日 23時) (
レス) id: e03a3511de (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 修季さん» あ、ごめんもうダメだ僕(´･ω･`)← 既にやってる常習犯(´･ω･`)←← (2015年8月9日 0時) (レス) id: 4f6a541d49 (このIDを非表示/違反報告)
修季(プロフ) - ＊IJu＊さん» 授業中は寝てるか妄想してるかのどっちかだからw ※良い子は真似してはいけません。良い子じゃなければ真似していいよ★ (2015年8月6日 17時) (レス) id: e03a3511de (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 修季さん» マジか羨ましい(´･ω･`) 仕方ない、寝るのは仕方ないよ← (2015年8月6日 11時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
修季(プロフ) - ＊IJu＊さん» でも、私頭良いほうなんだよ(笑) どうも、地学と化学が難点だけど…… でも、授業中寝てるから内申点やばい←← (2015年7月29日 8時) (レス) id: e03a3511de (このIDを非表示/違反報告)
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