待ち合わせらしいのです ページ25
「…と、とりあえず……
A、いきなり離れないで下さい。
迷ったらどうするんです？」
そこですか。
と、落ち着いた陣君の言葉に頭の中でツッコミながらも返答をする。
「その時は、この防犯ブザーを……」
「他の人の迷惑になるのでやめましょうね？」
「…わかりました」
…ブー…
ちょっとした冗談ですのに。
でも最終手段には使えそうだと思わなくもありません。
「…ねぇ、A。
その人、誰？」
少しいじけていると、不意に瞬木君が不動さんを控えめに指差しながら私に尋ねた。
…ああ、そう言えば瞬木君は初めてでしたっけ？
「雷門高校サッカー部コーチの不動明王さんです。
目つきは悪いですが、とても良い人なのです」
「悪かったな、目つき悪くって」
此方も正直に答えると、不動さんはガシガシと頭を掻いて溜息を吐く。
その仕草の言動はやはり、“あの人”に似ていて。
「ところで不動さんはどうして此処にいるのですか？」
ふと気になっていた事を不機嫌な不動さんに聞いてみる。
すると彼は面倒くさそうな顔をしながらも、答えてくれた。
「俺か？
俺も付き添いみたいなもんだ」
「…誰、ですか？」
「鬼道と佐久間」
良かったです。
こっそり安堵の息を吐いて、「ふぅん」と返事を返す。
「…わかるよな？」
「流石にコーチの名前ぐらいはわかりますよ」
「ああ…そう」
「なら良いけどな」と呆れた表情で言って、ポケットから手を出すとスマホを取り出して画面を覗き込む。
「おせぇな…彼奴ら…」
「待っているんですか？」
「まぁ…そんな所だな」
「ったく…」と溜息を吐き、愚痴り始める不動さん。
……今日の不動さんは、よく溜息を吐きます。
「A、行きますよ」
「えっ？」
彼の愚痴を黙って聞いていると、不意に陣君に腕を掴まれ、引っ張られた。
私は咄嗟に踏ん張ってその場にとどまる。
「『えっ？』じゃないですよ。
ほら、行きましょう」
「嫌です」
「不動さんは人と待ち合わせているんですよ？
邪魔になりますから、行きましょう」
「嫌です。一緒に待ちます」
「A！」
陣君は怒っているような表情をして、私の腕を離さない。
私も不動さんのジャージの袖をしっかりと掴み、対抗する。
いきなり、どうしたのでしょう。
何故、そんなに怒った顔をするのです？
そんなに不動さんが嫌いなのでしょうか…？
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修季(プロフ) - ＊IJu＊さん» あ、やっぱり← 私ね、とある授業で空見てたら先生に「好きな子でも出来たかい？」って言われて吹いた。 (2015年8月9日 23時) (
レス) id: e03a3511de (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 修季さん» あ、ごめんもうダメだ僕(´･ω･`)← 既にやってる常習犯(´･ω･`)←← (2015年8月9日 0時) (レス) id: 4f6a541d49 (このIDを非表示/違反報告)
修季(プロフ) - ＊IJu＊さん» 授業中は寝てるか妄想してるかのどっちかだからw ※良い子は真似してはいけません。良い子じゃなければ真似していいよ★ (2015年8月6日 17時) (レス) id: e03a3511de (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 修季さん» マジか羨ましい(´･ω･`) 仕方ない、寝るのは仕方ないよ← (2015年8月6日 11時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
修季(プロフ) - ＊IJu＊さん» でも、私頭良いほうなんだよ(笑) どうも、地学と化学が難点だけど…… でも、授業中寝てるから内申点やばい←← (2015年7月29日 8時) (レス) id: e03a3511de (このIDを非表示/違反報告)
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