○一緒にいたのは○ ページ41
その後、仕方なく彼を家に入れてやるとルーデンはすぐにベッドで眠っているAを見つけ「本当だ…」と溢した。
なので「だから言っただろう？」と言ってみれば
ルーデンは眉を顰めて、あからさまに不機嫌そうな顔をしながらも「ごめんなさい」と謝った。
…彼は、普通に謝れないのだろうか。
「…ねぇ、ゴウセルさん」
「どうした、ルーデン？」
「ゴウセルさんは、いつからA…フリージアと一緒に暮らしてるの？」
暫くAの寝顔を見ていた彼だったが
ふとそんな質問を俺に投げ掛けた。
俺は少しの間思考を巡らせると、彼の質問に答えた。
「…一年半程だろうか」
「えっ…！そんな前から？！」
途端、ルーデンは大袈裟に声をあげて驚いた表情を浮かべる。
だが俺が人差し指を立てて口元に持っていくと、ルーデンは両手で自分の口を塞ぎ、ﾁﾗｯとAの寝ているベッドの方へと視線を移した。
幸い、Aはまだ夢の中のようで
むにゃむにゃと実に幸せそうな顔をして、寝息を立てていた。
「……そんなに前から、彼女と一緒にいるんですね…」
「ああ、お前も何度か来ていたな」
「あ、知ってたんですか…」
「月に1度、朝になると馬車に乗ってやって来るお前の姿が見えた」
「……朝っつっても太陽が登り始めた頃だと思うんだけど」
「…？ 朝は朝だ」
「ああ、はい。そうですけどね」
ルーデンは何処か呆れているかのような顔をすると、ふと視線を再び眠っているAの方へと向ける。
そしてAの眠っている顔を見て、微かに頬を綻ばせた。
「……でも、良かったです。
ゴウセルさんがいてくれて」
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パセリン(プロフ) - ＊IJu＊さん» (*^^*) (2016年7月21日 1時) (
レス) id: 9b51e61c30 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - パセリンさん» ご指摘ありがとうございます！早速直しました！ いつも見に来て下さってありがとうです… |ﾟДﾟ))) 更新頑張りますっ！！ (2016年7月21日 0時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
パセリン(プロフ) - ゴウセルの台詞が、「ああ、降ってるな」が、「ああ、振ってるな」になってますよー！ 毎回更新されるのを楽しみにしています！頑張って下さい(*^^*) (2016年7月21日 0時) (レス) id: 9b51e61c30 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - パセリンさん» ありがとうございます！更新頑張りますっ(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年5月9日 23時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
パセリン(プロフ) - ＊IJu＊さん» はい！！更新楽しみにしてますね♪頑張って下さい(*^-^*) (2016年4月30日 17時) (レス) id: 9b51e61c30 (このIDを非表示/違反報告)
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