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○よろしくと○ ページ30

「フリージア、お前自由に歩けないんだろ?」

「…! どうしてそれを…」

「だって昨日、ゴウセルに抱えられっぱなしだったじゃん。流石にわかるよ」



Aの大袈裟な反応にルーデンはそう言って笑うと、Aは俯いて物悲しそうに自分の動かない足を見つめた。



「え、へへ…バレちゃった」

「…病気?」

「うん…病気。
歩けなくなっちゃった」



だがAはすぐ顔を上げると、自分の足をトントンと指で差しながら微笑んだ。

その微笑みは、何処か無理をしているように見えた。


そのまま彼女は俺の名を呼び、俺は彼女を抱き上げると
俺は再びルーデンの前に立ち、Aはニコッと微笑んだ。



「あとね、腕も動かなくなっちゃって。
ゴウセルがいないと私、何も出来ないの」



Aはルーデンにそう話すと苦笑し、肩を竦めた。

だが対してルーデンは笑い事ではないようで、目を見開いて彼女を見つめたまま絶句する。



「う…腕も…」

「うん、腕も」

「…」



ルーデンは視線を落として俯くと、何やら考え込んでいるのか難しい顔をし
そして顔を上げると、彼は強い口調で言った。



「なら、尚更手伝いは必要だよね!」

「へっ…?」



ルーデンの言葉にAは拍子抜けな声をあげる。

するとルーデンは彼女の動かなくなった手を掴み取り、ギュッと強く握り締めながら続けた。



「そんな体じゃ、色々不便だろう?
身の回りの事はゴウセル(コイツ)がやるにしても、買い物とかで荷物持つ時とか大変じゃないか?」

「ま、まぁ…確かに」

「だからさ、俺そういうの手伝ってやるよ!
買い物とか、荷物持ちとか…荷物持ちとか!」

「何故荷物持ちを2回言った?」

「とっ…と、とにかく!!」



ルーデンは少し焦ったようにわざとらしく「ゴホン」と咳き込むと、ニッと歯を見せて笑った。




「とゆー事で!今日からちょくちょく様子見に来る事にしたから!

よろしくな、フリージア!!」

「………えっ?」



……どうやらこれから賑やかになっていきそうだ。

○恩人の正体○→←○何故ここに○



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パセリン(プロフ) - *IJu*さん» (*^^*) (2016年7月21日 1時) (レス) id: 9b51e61c30 (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - パセリンさん» ご指摘ありがとうございます!早速直しました! いつも見に来て下さってありがとうです… |゚Д゚))) 更新頑張りますっ!! (2016年7月21日 0時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
パセリン(プロフ) - ゴウセルの台詞が、「ああ、降ってるな」が、「ああ、振ってるな」になってますよー!   毎回更新されるのを楽しみにしています!頑張って下さい(*^^*) (2016年7月21日 0時) (レス) id: 9b51e61c30 (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - パセリンさん» ありがとうございます!更新頑張りますっ(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年5月9日 23時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
パセリン(プロフ) - *IJu*さん» はい!!更新楽しみにしてますね♪頑張って下さい(*^-^*) (2016年4月30日 17時) (レス) id: 9b51e61c30 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*IJu* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年3月7日 1時

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