検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:42,438 hit

○何故ここに○ ページ29

「とゆー事で!今日からちょくちょく様子見に来る事にしたから!

よろしくな、フリージア!!」



家の扉の前には、あどけない笑顔を浮かべた少年が1人と、いつしか以来見掛けていなかった木箱が5つ。


そんな彼を目の前にして、Aは目をパチクリと瞬きさせると
途端に大きく見開いたまま、驚きの声をあげた。



−−−



ルーデンの記憶を戻した後、俺達はいつも通りの日常を過ごそうとしていた。


俺が彼女より先に起きて(とゆうか寝てない)朝食を作り、彼女を起こす。

そして寝惚けた彼女をテーブルまで運んで、そのまま共に朝食を食べようとした所で


コンコン、と扉がノックされた。



「えっ…?」



途端に彼女の瞳は大きく揺らぎ
俺はすぐに扉の前に立って、自分の姿を瞬時に変えた。


いつものマゼンタ色の髪から、前にAの前で披露した“アラン”となり
俺は口元に笑みを浮かべると、そのままゆっくりと扉を開いた。



「はい、どちら様でしょうか?」

「あっ、あれっ…?」



すると扉の前には、見覚えのある少年が立っていた。


赤茶色の髪をちょこんと後ろに結んだ髪型にまだ幼い顔立ち。

Aより少し高めの身長の少年。



……紛れもない、ルーデンだった。



「え、えぇっと……あれ?
Aの家って、確かここら辺……あれ??」



ルーデンは俺の姿を見るなり酷く困惑したような顔を浮かべ、キョロキョロと辺りを見渡しながらパチパチと瞬きを繰り返す。



…………A?



「その声…もしかして、ルーデン?」

「…!」



暫くあたふたするルーデンを眺めていると、ふと後ろからAが問い掛けた。

途端にルーデンは目を見開き、バッと俺の肩越しに部屋の中を覗き見た。



「A…じゃなくって、フリージア!!」



そしてルーデンは叫ぶと「良かった、合ってた…」と零してホッと溜息を吐いた。


対して今度はAがオロオロし出すと、目をパチクリさせながらも俺の名前を呼び、そのまま俺は彼女を抱えてルーデンの前までやって来る。



「ど、どどうして此処がわかったの、ルーデンさん…?」

「いやー…ハハハ、ちょっとね」



Aの質問に彼は気不味そうに目をそらしながら誤魔化すと
「そんな事より!」と話題を切り替えて話を進めた。

○よろしくと○→←○心配性な彼○



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
29人がお気に入り
設定タグ:ゴウセル , 七つの大罪 , 病気
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

パセリン(プロフ) - *IJu*さん» (*^^*) (2016年7月21日 1時) (レス) id: 9b51e61c30 (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - パセリンさん» ご指摘ありがとうございます!早速直しました! いつも見に来て下さってありがとうです… |゚Д゚))) 更新頑張りますっ!! (2016年7月21日 0時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
パセリン(プロフ) - ゴウセルの台詞が、「ああ、降ってるな」が、「ああ、振ってるな」になってますよー!   毎回更新されるのを楽しみにしています!頑張って下さい(*^^*) (2016年7月21日 0時) (レス) id: 9b51e61c30 (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - パセリンさん» ありがとうございます!更新頑張りますっ(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年5月9日 23時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
パセリン(プロフ) - *IJu*さん» はい!!更新楽しみにしてますね♪頑張って下さい(*^-^*) (2016年4月30日 17時) (レス) id: 9b51e61c30 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:*IJu* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年3月7日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。