○いつもと違う朝○ ページ3
「う〜……ん…？」
ベッドのそばで毛布に包まるAを見ていたら、不意に彼女のサファイア色の瞳がゆっくりと開かれた。
だがまだ眠そうに瞼を擦って、そしてまたゆっくりと瞼が下りていく。
「A、また寝るのか？」
「んー……んんー……」
そんな寝坊助な彼女に声を掛けると彼女は首を横に振り、再び目を開ける。
そして大きく伸びをすると、顔を上げてふにゃりと微笑んだ。
「………おはよう、ゴウセル」
「おはよう」
俺も彼女に朝の挨拶を返すと、彼女の金髪の頭を撫でてやる。
するとAは目を閉じて気持ち良さそうに撫で受け、頬を綻ばせる。
「うぅ〜…今日も寒いね〜……」
「そうか？」
「そうだよー…ゴウセル寒くないの？」
「ああ、まったく」
「いいなぁ〜…」
冬の寒さに首を窄めるA。
そんな彼女をあたためる為、いつも彼女がやるように抱き締めてやれば
Aは俺の首の後ろで楽しそうに笑った。
「ふふっ、あたためてくれるの？」
「…嫌か？」
「ううん、全然」
そしてAもまた俺の背中に手を回しギュッと抱き着く。
彼女の手の体温が背中から伝わって来て、俺は自分の中で何かが満たされる感覚を覚えた。
「…寒くないか？」
「うん、あったかい。ゴウセルはあったかいよ」
「そうか。Aもあたたかいぞ」
「ほんと？……良かった」
互いの体温を確かめ合う。
彼女の背中に回した腕を片方彼女の頭に持って行けば、Aはまたふにゃりと微笑んだ。
やはり彼女は笑顔が似合う。
「今日は何して遊ぼっか、ゴウセル？」
「本を読みたい」
「もー、またそれ〜？
ゴウセルってもしかしてお外嫌い？」
「いや、嫌いではない」
「そっかぁ。ゴウセルは本が本当に好きなんだね」
「ああ」
話しながら彼女を毛布ごと抱き抱えて、そのままいつも食事を摂っているテーブルの所へ向かう。
すると、ふとAはテーブルの上を見て目を丸く見張った。
「…朝食、作ってくれたの？」
「ああ、Aが寝ている間にな」
「わぁ…！」
テーブルの上には決して豪華とは言えない
だが貧相でもない、いたって普通の朝食が用意されている。
スープ、パン、サラダ、そして水。
これは俺が作ったんだ。
彼女を�猝欧蕕擦討い覺岫瓩法�
「さっすが、
椅子に下ろしたと同時に告げられた彼女の言葉に
俺は口角を上げて、微笑みを湛えた。
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パセリン(プロフ) - ＊IJu＊さん» (*^^*) (2016年7月21日 1時) (
レス) id: 9b51e61c30 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - パセリンさん» ご指摘ありがとうございます！早速直しました！ いつも見に来て下さってありがとうです… |ﾟДﾟ))) 更新頑張りますっ！！ (2016年7月21日 0時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
パセリン(プロフ) - ゴウセルの台詞が、「ああ、降ってるな」が、「ああ、振ってるな」になってますよー！ 毎回更新されるのを楽しみにしています！頑張って下さい(*^^*) (2016年7月21日 0時) (レス) id: 9b51e61c30 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - パセリンさん» ありがとうございます！更新頑張りますっ(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年5月9日 23時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
パセリン(プロフ) - ＊IJu＊さん» はい！！更新楽しみにしてますね♪頑張って下さい(*^-^*) (2016年4月30日 17時) (レス) id: 9b51e61c30 (このIDを非表示/違反報告)
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