彼女の瞬き ページ41
『メラスキュラ！！！』
倒れた女に〈十戒〉の誰かが声をあげる。
アイツら皆驚いてやがる。
そりゃ、気配も無くいきなり人が出て来たんだからな。
その顔見たら、ちょっと清々した。
『こいつは俺の兄弟の魂を勝手に喰らおうとした。
死んで当然だ』
……でも、内1人はバンの方を見向きもしない。
それどころか、バンが首手折った魔神を蔑むように見下ろしながら、仲間であるはずなのにそんな事を口にする。
コイツ…さっき団長の肋骨踏み折っていたクセに。
何言ってんだ、サイコパス野郎。
『人間………お前には礼を言うぜ。
もっとも、お前が殺らずとも俺がこいつを殺ったが』
『団ちょ…下がってろ』
おもむろに、サイコパス野郎はバンの方を向いてそう言った。
仲間殺されて礼言うか……しかも殺そうとしてたのかよ。
この男の思考回路ワケわかんねぇな。
バンは怪我した団長に下がるよう言って、彼は戦闘態勢に入る。
この男の力は…未知数だ。
団長の�爛螢戰鵐検Ε�ウンター�瓩鯀納蠅納�け止めたんだから。
アレが素の力なのか、それとも何かの魔力か。
さっぱりわからないが、コイツもヤバい事だけはわかる。
団長を守りながら戦うのは…………
『メリオダスは俺の手で死ななくちゃならねぇ』
「「……！？」」
これから戦闘が始まる。
一体どんな戦いになるのか。
そう思っていたが、ヤツにはバンが映っていなかったらしい。
次の瞬間には団長の目の前に立っていて
ヤツは剣で団長の体を刺し貫いていた。
『��
『団＿＿＿』
バンもヤツの動きは見えなかったらしい。
ようやく振り向いて、バンは目を見張った。
団長を刺し貫いた剣の他に、ヤツの手元には6本の形の違う剣が現れた。
1回団長刺すだけじゃ満足出来ないってのか……？！
「な、なんだ…？！見えなかった！」
「メリオダス様っ……！」
「アイツ…メリオダスの心臓を全部潰す気だわ！」
「どういう事…？！」
「魔神族には心臓が7つあるの！
メリオダスも魔神族なら、心臓は7つあるはず！
でも、今ので1つ潰れたわ！」
「っ…！？」
…つまり、あのサイコパス
自分の兄弟とか言う団長を殺す気なの？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 37人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
＊IJu＊(プロフ) - しらすさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです( ´ ▽ ` )更新、頑張ります〜！ (2020年4月7日 2時) (
レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
しらす - 文章が上手くて読みやすいです。更新頑張ってください！期待しています！ (2020年4月6日 0時) (レス) id: 6cdd349fb5 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - フリースラさん» コメントありがとうございます！ノロノロ更新ですが頑張ります〜！ (2020年3月7日 0時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
フリースラ - 続き楽しみにしてます (2020年3月6日 21時) (レス) id: d392d98f0d (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - たこクラゲさん» コメントありがとうございます〜！ゴウセル推してるんですね！ゴウセルはいいぞ……()楽しんで頂けたようで良かったです(*´∀｀) (2019年6月25日 1時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
