彼女の衝撃 ページ35
「…………えっ」
「片手で……受け止め……た？」
………ワケがわからなかった。
団長の
ソレを易々と、簡単に、片手で止めてしまった。
しかもゴウセルがさっき言った話だと
リオネスでヘンドリクセンと対峙した時の比ではなく
あの時の30倍の威力だぞ。30倍。
ンなモン片手で受け止めるバケモノがいるとは思わないじゃん。
『なぁ、メリオダス。
本当は死ぬほどこんなことはしたくねぇんだ』
団長の剣を受け止めた白い頭のソイツは、団長を見下ろしながらそう言った。
ソイツは瞳は黒く濁ってやがるのに
表情は穏やかで、心底不気味なヤツだった。
団長は剣を受け止められた後、力なく後ろに倒れ伏す。
本当に最後の最後の力を振り絞っていたんだろう。
立つ力すらも、最後の技に込めたんだろう。
その時の団長は見た事も無いくらいに疲弊し、弱々しくて、見たくなかった。
『わかるよな？』
ソイツは穏やかな表情のまま、おもむろに団長の胸に片足を乗っけた。
その足に軽く力を入れると、ﾊﾞｷﾊﾞｷと何かが砕ける音が響いた。
『俺はお前のこと愛してるからよ』
『あ…がぁあぁ…あぁあああ！！！』
団長の胸の骨を砕きながら、その魔神はそんな事をほざいた。
団長の苦しむ声がこだまする。
痛々しいその悲鳴にリラは耳を塞いだ。
『懐かしいなぁメリオダス。
もっとよく声を聞かせてくれよ』
『ぐ…あぁあああっっ！！』
尚も骨を砕きながら、ソイツは穏やかな笑みを浮かべてそう続けた。
なんだ、コイツ……コイツ……コイツッ！！
言ってる事と顔が合ってないんだよ。クソ野郎。
やめろ、それ以上はやめろ。
団長が、団長が苦しんでるだろ。やめろって。
それ以上やったら、団長は＿＿＿
『一瞬どうなるかと思ったけど、さすがねエスタロッサ』
『グロキシニア、ちょうど良かったわ。
私の傷を治してもらえない？』
『……いいっスけど、これでしばらく�猝燭亮境瓩和任岨澆瓩奪垢茵�
しかも黒焦げた魔神をあの妖精が治しやがった。ふざけんな。
何が打ち止めだよ。最初から使うなっつーの。
敵増やしやがって。
ふざけんなっ…ふざけんなっ…！
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＊IJu＊(プロフ) - しらすさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです( ´ ▽ ` )更新、頑張ります〜！ (2020年4月7日 2時) (
レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
しらす - 文章が上手くて読みやすいです。更新頑張ってください！期待しています！ (2020年4月6日 0時) (レス) id: 6cdd349fb5 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - フリースラさん» コメントありがとうございます！ノロノロ更新ですが頑張ります〜！ (2020年3月7日 0時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
フリースラ - 続き楽しみにしてます (2020年3月6日 21時) (レス) id: d392d98f0d (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - たこクラゲさん» コメントありがとうございます〜！ゴウセル推してるんですね！ゴウセルはいいぞ……()楽しんで頂けたようで良かったです(*´∀｀) (2019年6月25日 1時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
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