彼女の焦り ページ29
「メリオダス様…メリオダス様！？」
「何が起こった！？急に四方の空から何かが……」
急に映像がハッキリ見えなくなって、その場にいた皆は騒然とする。
一体何が起きたのか……僕は思わず水晶を凝視した。
そうして次に映った水晶の光景に、僕は肌が粟立つのを感じた。
「こ…この魔力は！？」
「今の戦いで殺気をまきすぎたな…」
「さ…最悪の展開だ！！」
「オイオイ……ウソだろ」
水晶に映るのは、呆然と立ち尽くす団長と
突如現れた、7人の魔神族。
この魔力……この殺気……この威圧感……
まさか……コイツらは……〈十戒〉の……！？
「団ちょ、逃げろーーーー！！！！！」
バンの叫び声が王室内に木霊する。
珍しく焦った表情をしていた。
最悪だ……最悪過ぎる。
今、団長の目の前にいるのはさっき戦ってたの含めて9人……
しかもこの嫌な魔力はこの間戦った魔神の血を取り込んだヘンドリクセンの比ではない。
間違いなく〈十戒〉だ。
しかもその中には見た事のある顔もある。
「〈十戒〉に……囲まれた！！」
「お…おいギル！あれ…！」
「…ドレファス聖騎士長！？」
「お父さん…」
顔に妙なアザが浮かんでいるが、その顔は確かにドレファスのものだった。
聖騎士長を殺し、その罪を
つかアイツ、魔神族の仲間だったのかよ。
やっぱりあそこで潰しとくべきだったか。
「…あれ？でも一人足りてませんよ。
たしかガランという名の……」
「そう言えば……」
アーサーの疑問に僕はふと気付かされる。
〈十戒〉というのだから10人いるものだと思って……というか、そう聞いたんだけど。
その疑問は、未だにリラの傍にいるタラコ女が答えてくれた。
「ああ、奴ならこのオッサン…エスカノールがぶっ倒したぜ」
「ええ！？」
「ど…どーも」
「お前…いつの間に」
……流石、〈
今のところ団長しか相手に出来ないようなヤツを簡単に倒しちまって。
ま、今のおっさん姿を見たら信じらんない話だケド。
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＊IJu＊(プロフ) - しらすさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです( ´ ▽ ` )更新、頑張ります〜！ (2020年4月7日 2時) (
レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
しらす - 文章が上手くて読みやすいです。更新頑張ってください！期待しています！ (2020年4月6日 0時) (レス) id: 6cdd349fb5 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - フリースラさん» コメントありがとうございます！ノロノロ更新ですが頑張ります〜！ (2020年3月7日 0時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
フリースラ - 続き楽しみにしてます (2020年3月6日 21時) (レス) id: d392d98f0d (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - たこクラゲさん» コメントありがとうございます〜！ゴウセル推してるんですね！ゴウセルはいいぞ……()楽しんで頂けたようで良かったです(*´∀｀) (2019年6月25日 1時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
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