彼女の守った理由 ページ19
ゴウセルを囲っていたのは、僕の純白色の髪の毛…
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エスカノールが神器を振り下ろす直前に、ヤツの周りを囲うようにして守ったのだ。
勿論、自身(とついでに騒いでた豚野郎)にも
ゴウセルは僕の髪の毛の存在に気付くと、こちらの方を見遣る。
そうして不思議そうに首を傾げ
対して僕はいつも通りヤツを睨んだ。
「……何故、俺を守った？」
「……」
「お前は俺が嫌いではないのか？」
「……」
「嫌いなのに守るのはどういう事だ？
俺も〈七つの大罪〉の団員だからか？」
「……」
立て続けにゴウセルは疑問を口にするが
僕はソレに一切答えない。
僕は下唇を噛み締める。
この時、僕は叫び出しそうな気持ちを抑え込んでいた。
癪だった。気に食わなかった。
自分自身がしてしまった事に酷く腹が立った。
それでも僕の体は……髪の毛は、勝手に動いた。
『せめてコイツだけでも守らなきゃ』って、一瞬でも思ってた。
でも、それと同じぐらいに………
「………ゴウセル、下を見てみろ」
「…？」
「�爛愁讚瓩�お前を守った意味だ。
おっさんに感謝しろよ」
「……」
震える声で告げ、僕はそっぽを向いた。
ヤツと今目を合わせてしまったら、どうにかなってしまいそう。
ゴウセルはまだ何か言いたげだったが
僕が言った通り、舞台の端の方まで歩み、その下の光景を見て目を見開いた。
……閃光が起こる直前、エスカノールが斧を振り下ろす直前。
エスカノールは確かに�爛乾Ε札襪鮓�ていなかった�瓠�
『心を弄んだ大罪を＿＿＿
その身を以て
あの言葉は、ゴウセルに向けて放ったのではない。
「……！」
舞台の下では、エスカノールの攻撃を諸に食らってﾎﾞﾛﾎﾞﾛになった〈十戒〉の2人。
ﾌﾟｽﾌﾟｽと音を立て、焦げ臭いにおいが微かに鼻を刺激する。
………ああ、エスカノール。お前ってヤツは。
お前のそういう所も、昔から大嫌いだった。
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＊IJu＊(プロフ) - しらすさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです( ´ ▽ ` )更新、頑張ります〜！ (2020年4月7日 2時) (
レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
しらす - 文章が上手くて読みやすいです。更新頑張ってください！期待しています！ (2020年4月6日 0時) (レス) id: 6cdd349fb5 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - フリースラさん» コメントありがとうございます！ノロノロ更新ですが頑張ります〜！ (2020年3月7日 0時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
フリースラ - 続き楽しみにしてます (2020年3月6日 21時) (レス) id: d392d98f0d (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - たこクラゲさん» コメントありがとうございます〜！ゴウセル推してるんですね！ゴウセルはいいぞ……()楽しんで頂けたようで良かったです(*´∀｀) (2019年6月25日 1時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
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