彼女の瞬間移動 ページ48
茨が僕達を貫く直前
リラが魔力を発動した。
彼女を中心に衝撃波が生まれ、ソレが目前に迫って来ていた茨共を吹き飛ばす。
でも流石に
細い見た目に寄らず、丈夫な茨だ。
彼女のおかげで上空を覆っていた茨に穴があき、僕はその穴に向かって浮き上がる。
直後吹っ飛ばされた茨は僕達を追尾して来たようだが、それらは僕の髪の毛で弾いて近付けさせなかった。
「もう少しだ」
「リラ、もう少しだけ頑張って!」
「わかった…!」
でも念の為リラには
そうしてようやく、茨の天井を抜け
ゴールである大岩が見えるようにまでなった。
その大岩の付近には先にゴールした参加者達が集まっているのが見える。
こうなったら後は早い。そちらに向かえば良いだけだ。
僕はスピードを速め、一直線でそこへと向かう。
だが茨もそれ以上のスピードで僕達を追い掛けて来ていて、僕は後ろを見遣りながら舌打ちをかました。
クソッ、思ってたよりしつこいぞ、あの茨…!
このままじゃ追いつかれて、またリラに負担をかけちゃう。
リラの顔色を見る限り、そろそろ限界っぽいし
髪の毛で弾くのにも限度がある。
「仕方ねぇ…反則だと思って使わないでおいてやってたが……!」
背後に迫る茨とゴールを交互に見ながら、僕は溜息混じりにそう呟くと、着地点を予想しながら指を鳴らした。
瞬間、目の前の景色は一変し
先程まで上空におり、茨共に追い掛けられていたが、今はゴールである大岩のすぐ下。
ゴールした参加者達が集まる場所の中心に僕達は立っていた。
ふぅ…間一髪だった。
止むを得ず狃峇岼榮綾儉瓩鮖箸辰謄粥璽襪泙念榮阿靴覆ったら、今頃あの茨の餌食になっていただろう。
本当は最初から使いたいとは思ってたが…
団長が怖い事言うし、何よりリラが楽しそうだったから使わないでおいてたんだ。
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*IJu*(プロフ) - らんさん» うーん…一応更新する順番は決めているんですが、特殊というかなんというか…お話もメモとかしてないでその場で言葉を考えて打っているので、パッと書ける時もあればそうでない事もありますし、基本不定期ですね(´・ω・`)長いと1ヶ月弱更新しない事もあります……… (2018年10月5日 4時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
らん - どの程度で更新するんですか? 例えば、週に2度とか、土日の12時にとか! (2018年9月30日 22時) (レス) id: 1161fafd27 (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - らんさん» コメントありがとうございます〜!!楽しんで頂けているようで良かったです(`・ω・´)これからも更新頑張ります〜!! (2018年9月30日 1時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
らん - 更新楽しみぃ!! 面白くて、Part1から一気に読んじゃいました!これからも頑張ってください! (2018年9月28日 0時) (レス) id: 1161fafd27 (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - 紫苑さん» コメントありがとうございます! 楽しんで頂けて良かったです〜(*´∀`) これからも更新頑張らせていただきます! (2018年9月23日 0時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
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