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彼女の手伝い ページ15

その後、しばらく仲良く本を読み続けていたのだが、いきなりやって来た団長によって僕達の読書タイムは終了した。

アーサーはどうやら団長から手伝いを頼まれていたらしく、いつまで経っても下に戻って来ないアーサーを探しに来たらしい。


そこに偶然居合わせた僕も「ついでに来い!」と手伝いに駆り出され
僕は渋々アーサーと一緒に団長について行き、下の階まで降りて来た。



「す、すみませんA殿…私とした事が、すっかり忘れてしまっていて…」

「…このおマヌケ王」

「マヌケだな」

「うぐっ」



移動している間に僕と団長からダブルで言われ、アーサーはがっくりと肩を落とした。

ちょっと言い過ぎたかもと思ったけれど、どうせ能天気なアーサーの事だ。すぐ忘れる。


そんな事よりも団長に何手伝わされるのかが気になるね。

買い出しとかだったら即断ってやる。



1番下の階に行けば、ギルサンダー達聖騎士様と王女様の姿が。

皆こちらに気付くとそれぞれ会釈。
王女様に至っては「A様!」と笑顔を向けられ、僕は反応に困ってつい反応を返せなかった。


…ちょっとしょんぼりした顔した気がするけれど、気のせいにしておきたい。



「…で、何すればいいのかな?」

「見りゃわからないか?掃除だよ、そーじ!」



とりあえず団長の頼み事を聞いてやる事にすると、団長は振り返りながらそう言った。

確かに言われて見ればこのフロアにいるヤツらは皆、ブラシやら雑巾やらお掃除グッズ持ってんな…



…………って、はァ?掃除??



「はい、そこあからさまに嫌そうな顔しなーい!」



なんて考えてたら、ついつい顔に出ていたらしい。

即団長に指差されて言われ、いつの間に持って来たのかちりとりとブラシを持たされた。


アーサーもブラシを持たされ、「じゃ、頼んだぞ」と団長は告げると何故か今降りてきた階段を登って上の階へ。

そうして残された僕とアーサーは顔を見合わせると、アーサーはほんのり頬を赤らめて「えへへ」とはにかんだ。

彼女の掃除→←彼女のメリット



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*IJu*(プロフ) - らんさん» うーん…一応更新する順番は決めているんですが、特殊というかなんというか…お話もメモとかしてないでその場で言葉を考えて打っているので、パッと書ける時もあればそうでない事もありますし、基本不定期ですね(´・ω・`)長いと1ヶ月弱更新しない事もあります……… (2018年10月5日 4時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
らん - どの程度で更新するんですか? 例えば、週に2度とか、土日の12時にとか! (2018年9月30日 22時) (レス) id: 1161fafd27 (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - らんさん» コメントありがとうございます〜!!楽しんで頂けているようで良かったです(`・ω・´)これからも更新頑張ります〜!! (2018年9月30日 1時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
らん - 更新楽しみぃ!! 面白くて、Part1から一気に読んじゃいました!これからも頑張ってください! (2018年9月28日 0時) (レス) id: 1161fafd27 (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - 紫苑さん» コメントありがとうございます! 楽しんで頂けて良かったです〜(*´∀`) これからも更新頑張らせていただきます! (2018年9月23日 0時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*IJu* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年12月21日 2時

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