彼女の照れ ページ48
「ええ、よろしくエリザベス。良かったら仲良くしてね」
「えっ」
「え？」
彼女が何を言うのかとヒヤヒヤしたが、その内容があまりにも普通過ぎて、思わず僕は声をもらした。
途端に僕の声に周りの目が集まり、王女様やリラも不思議そうな顔をして僕を見つめる。
「どうしたの、A？」
「え、あっ…その、意外と、フツーだな…って」
「フツー……？」
リラはﾊﾟﾁﾊﾟﾁと瞬きを繰り返したが
やがて理解したのか「ああ」と納得したような顔をすると、途端にｸｽｸｽ笑い出しながら続けた。
「大丈夫よA。確かに彼女もなかなかに美しいけれど、ゴウセルのおかげでそういう感情もある程度抑えられているし、第一嫉妬ですぐ殺したりしないわよ。
それにAのお友達なんだから」
「とっ……と、ともっ……友達とか、そ、そういうのじゃないし……！」
「えっ…？私とはお友達ではないのですか……？」
「やっ、えっ？ちょっ…えっ？いや、ご、ごめんなさい王女さん…そんな顔しないで」
リラの言葉を否定したら何故か王女さんが悲しそうな顔をして僕を見つめる。
その瞳はうるうると潤んでいて、まるでさっきのリラのよう。
……だから、そーゆー瞳は弱いんだって。
て、いうか僕と王女さんっていつから友達だったの…？
「ふふっ、Aったら照れ屋さんなんだから」
「て、照れてなんかないって…」
「心拍数、体温共に上昇。声もいつもより半音ほど高い」
「勝手に分析するなっ！！！」
思わずゴウセルを怒鳴りつけるが、奴は相変わらず涼しい顔だ。
それどころか周りに笑い者にされていい迷惑。
しかも間違ってないのがまたムカつく。
「と・り・あ・え・ず！！リラ、部屋の案内するよ！着いてきて！！」
周りに笑われて、更に顔に熱が集中力して行くのを感じる。
それを誤魔化すように、そしてこの場から逃げるように
僕は無理矢理話を変えてそう告げると、先に階段を登り始めた。
その途中でまたｸｽｸｽと笑い声が聞こえてムカついたが、何か言ったら負けだと思ってガン無視してった。
………別に、照れてなんかないし。
�猴�達�瓩辰童世錣譴憧鬚靴�感じてなんて、ないし。
「ハイハイ、今行くわ〜」
「俺も行こう」
「テメェは来んなっ！！」
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眼鏡っ娘☆ - あ！「返信ありがとうございます」って日本語がおかしいですね！正しくは「コメントへのお返事をくれてありがとうございます！」のつもりでした。意味が分からないコメントで本当にごめんなさい！長文ですみません！ (2017年7月30日 0時) (
レス) id: 0e24f7fe4c (このIDを非表示/違反報告)
眼鏡っ娘☆ - ついにゴウセルの登場だぁ！(σωσ)ゞ返信ありがとうございました！ (2017年7月10日 0時) (レス) id: 0e24f7fe4c (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 眼鏡っ娘☆さん» コメントありがとうございます！！ はい！これからも更新頑張ります(｀･ω･´) (2017年7月4日 23時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
眼鏡っ娘☆ - 更新頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2017年7月1日 10時) (レス) id: 0e24f7fe4c (このIDを非表示/違反報告)
如月李瑠葉 - おお！ワクワクの展開！続き楽しみにしてますね(*^-^*) (2017年3月3日 23時) (レス) id: d847c59499 (このIDを非表示/違反報告)
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