団長の尋ね ページ14
キングが出て行った後も暫くそのままホークママは移動を続け
俺達はその間に店を開く準備をしていた。
その最中だった。
「およっ？」
どんどこ歩いていたホークママが急に立ち止まったのは。
「どうしたんでしょう…？」
「検問に引っ掛かっちまった、とか？」
そして次にホークママの鳴き声が一帯に響き渡り、皆不思議そうな顔をして互いに見合わせた。
こんな事はあんま無かったモンだからな。
そんな中、唯一ホークママの言葉を理解出来るホークがとことこと店の扉の前で立ち止まると、鼻をﾌﾟｺﾞﾌﾟｺﾞさせながら俺達の疑問に答えた。
「どうやら女の子が道を塞いでるみたいだぜ？」
「女の子…？」
「そんなん普通に素通りしちまえばいいんじゃねーか？」
「それがよ、何か用があるみてぇで」
「用…？」
一体どういう事なのかわからなかったが、とりあえず外に出て俺はこの目で確かめる事にした。
店を出てホークママの頭ｷﾞﾘｷﾞﾘまで歩み、下を見下ろすと
確かにホークが言ったように、ホークママの前にフードを目深に被った少女がちょこんとそこに立っていた。
ソイツはお下げの黒髪をフードからはみ出させ、口元に穏やかな笑みを浮かべながら俺を見上げると
軽くこちらに手を振ってきたので、俺も振り返してやった。
「おーーい！何か用かー？」
俺は早速彼女に要件を聞き出そうと、声を張って彼女に声を掛けた。
すると彼女は微笑みを浮かべたまま、同じようにして返事を返した。
「お尋ねしたい事があるのー！
宜しければそちらに伺ってもよろしいかしらー？」
「尋ねたい事ー？」
「人を探しているのー！とってもとっても大切な人よー！！」
「とってもとっても大切な人……か」
……そう言われたら、どんな奴でも話は聞きたくなるよな。
俺は1人呟き、彼女の話を詳しく聞く事にすると
「少し待ってろ！」と彼女に告げて、梯子を下ろそうとした。
その時、下から「大丈夫よー！」と声が聞こえ、俺は思わず顔を上げると
驚く事に彼女はいつの間にか俺の目の前に、しかも浮いていて俺は目を見開く。
彼女は口元に微笑みを湛えたまま「えへへ」と照れくさそうに笑うと、肩を竦めた。
「私、実は浮けるのよ。だから登る手伝いはしなくて結構よ」
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眼鏡っ娘☆ - あ！「返信ありがとうございます」って日本語がおかしいですね！正しくは「コメントへのお返事をくれてありがとうございます！」のつもりでした。意味が分からないコメントで本当にごめんなさい！長文ですみません！ (2017年7月30日 0時) (
レス) id: 0e24f7fe4c (このIDを非表示/違反報告)
眼鏡っ娘☆ - ついにゴウセルの登場だぁ！(σωσ)ゞ返信ありがとうございました！ (2017年7月10日 0時) (レス) id: 0e24f7fe4c (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 眼鏡っ娘☆さん» コメントありがとうございます！！ はい！これからも更新頑張ります(｀･ω･´) (2017年7月4日 23時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
眼鏡っ娘☆ - 更新頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2017年7月1日 10時) (レス) id: 0e24f7fe4c (このIDを非表示/違反報告)
如月李瑠葉 - おお！ワクワクの展開！続き楽しみにしてますね(*^-^*) (2017年3月3日 23時) (レス) id: d847c59499 (このIDを非表示/違反報告)
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