彼の問い ページ11
「………キングさん、出て行ってしまいました」
だが俺は追い返す気も特に無く、そのまま俺も黙って彼女が目を覚ますのを待っていると
ふとアーサーが独り言のように、ﾎﾟﾂﾘと呟いた。
「キングが？」
「はい。何でも『行かなくちゃいけない理由が出来た』とかで……あと、ディアンヌさんを探す為でもあるそうです」
となるとキングも俺達とは別行動をとる事にしたのか…
何だか集まりつつあった〈七つの大罪〉が、またﾊﾞﾗﾊﾞﾗになっていっているような。
………Aも、そうならないと良いのだが。
「……ところで、ゴウセルさん」
急に表情を改めて、アーサーは視線を俺の方へと向けた。
俺は「何だ？」と返事を返すと、彼は真剣な顔をしたまま俺に尋ねた。
「……ゴウセルさんは、A殿の事をどう思っているのですか？」
「Aの……事を？」
質問の内容に、俺は首を傾げる。
最近は彼女について考えさせられるな。
以前までの俺ならすぐに『興味がある』と答えただろう。
彼女は謎の多い魔女族であり、更に俺の魔力を弾く髪の毛を持ち合わせている。
それを知りたい。ただそれだけだっただろう。
でも、今は………よく、わからないな。
彼女の事が好きか嫌いか。どちらなのかを団長に問われたが、それも答えられなかった。
�犒�い�瓩箸いδ�彼女といて不快には思わないし、かと言って�犢イ��瓩斑埜製侏茲訥�心惹かれているわけでもない……と、思う。
しかし俺は彼女に拒絶されると、胸がﾁｸﾁｸ痛むんだ。
この感覚は一体何なのか。俺はその時どう思っているのか。
……もしかしたら、そのﾁｸﾁｸした時の感情がわかれば
俺は彼女なに対してどう思っているのかわかるのかもしれない。
「…アーサー、一つ聞きたい事がある」
「は、はい…？」
そう考えると俺はすぐにアーサーに尋ねようとした。
質問を質問で返したからか、アーサーは一瞬拍子抜けな顔をしたが
すぐに真剣な表情に戻り「何でしょう？」と続ける。
俺は胸の痛みについて問い掛けようと口を開いたが
その時、外の方で見知らぬ人の魔力を察知して、俺は窓の方へと目をやった。
……こちらに向かって来ている。
その魔力の持ち主は《豚の帽子》亭に近付いて来ているようで
少しずつ、感じる魔力がハッキリとして来る。
その魔力には、何処かで覚えがあった。
「………んっ……？」
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眼鏡っ娘☆ - あ！「返信ありがとうございます」って日本語がおかしいですね！正しくは「コメントへのお返事をくれてありがとうございます！」のつもりでした。意味が分からないコメントで本当にごめんなさい！長文ですみません！ (2017年7月30日 0時) (
レス) id: 0e24f7fe4c (このIDを非表示/違反報告)
眼鏡っ娘☆ - ついにゴウセルの登場だぁ！(σωσ)ゞ返信ありがとうございました！ (2017年7月10日 0時) (レス) id: 0e24f7fe4c (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 眼鏡っ娘☆さん» コメントありがとうございます！！ はい！これからも更新頑張ります(｀･ω･´) (2017年7月4日 23時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
眼鏡っ娘☆ - 更新頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2017年7月1日 10時) (レス) id: 0e24f7fe4c (このIDを非表示/違反報告)
如月李瑠葉 - おお！ワクワクの展開！続き楽しみにしてますね(*^-^*) (2017年3月3日 23時) (レス) id: d847c59499 (このIDを非表示/違反報告)
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