彼女の発見 ページ19
「うっわぁ……なんだ、此処…」
泉の中心に出来た細い道をゆっくり、ゆっくりと進みながら私は呟いた。
さっきの景色とは打って変わって、何だか幻想的な世界に迷い込んだみたいだ。
1面を埋め尽くす泉は蒼くよく透き通っていて、太陽の光を浴びて水面がキラキラと輝きを放っていた。
目の前の小島は自然豊かなようで、緑が生い茂っている。
こんな状況でなければ、絶好の昼寝スポットを見つけたと1人で彷徨いてただろうな。
「…団長達、何処にいるんだろう……」
僕の視線は変わらず団長達を探し続け、忙しなく首を動かして彼等を探した。
……まぁでも、さっきみたいに早々団長達を見つけられる事は出来ないだろう。
多分、話の流れ的に。
ホンット団長達何処に行ったんだろ。
もうマジでこの際ゴウセルでもいいから姿を現してくれよな…
でないと僕、このままじゃめげちゃい……
「あ、あれ？A…？！」
「へっ？」
あれ、案外簡単に見つかっちゃった感じ？
−−−
「キング…！」
予想外にも現れたキングに僕は驚きを隠せず、素直に感情を顔に表した。
キングも目を大きく見張って驚いているような顔をして、ぱちくりと瞬きを繰り返す。
「い、いつから此処に…？」
「お前こそ何でこんな所にいるんだよ？
バンは？団長は？皆は？？
つか此処何処よ？？？」
「わ、わっ！一気に質問しないでよ！」
そんな彼に気になる事、知りたい事を全て尋ねようとしたが、彼は困惑の表情を浮かべ
そして恐る恐るといった様子で僕に近付いた。
そして僕をじっと見つめてから、安心したかのように溜息を吐き、口を開いた。
「とりあえず…Aが無事で良かったよ」
「で？此処何処よ？」
「…もう少し感動に浸ってよ。
せっかくこうして無事に会えたのに…」
どうやら催促し過ぎたみたいだ。
でも今はそんな事より聞きたい事が山ほどあって、つい。
キングは今度は呆れたような溜息を吐くと、「とりあえず皆の所に行こうか」と言って、進み出した。
僕はその後ろについて行く事にし
そしてキングから簡単に現状について話してもらった。
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＊IJu＊(プロフ) - 如月李瑠葉さん» コメントありがとうございます！ ツンデレ良いですよねツンデレ(( そんな、天災だなんて…← 僕には非常にもったいないお言葉でず…_( _´ω`)_ (2017年1月9日 12時) (
レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
如月李瑠葉 - これも面白いですね！夢主のツンデレっぷりがイイ…天才ですか！？ (2017年1月9日 1時) (レス) id: 5cf1189260 (このIDを非表示/違反報告)
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