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彼女のさ迷い ページ18

「とは言ったものの…一体どうやって探し出せばいいのやら」



外に出てみたはいいものの、そこからどうやって皆を探し出そうか考える。


周りは石だけの草原、人の気配無し。

せめて誰か人がいてくれれば、居場所を聞いて見つけられる可能性がちっとはあったんだが。


手掛かりは今の所何も無し。

さて、まずは何処から探そうか。



「ハァ……」



僕は溜息を吐くと、とりあえず此処ら周辺をまずは回ってみようかと歩き出す。

もしかしたらあんまりまだ遠くには行ってなくって
その辺で集まってんじゃないかと思って。


それに此処が何処だかわからないし、もしかしたら回っているうちにわかるかもしれないと思って。



「にしてもホンット、石多いな此処……」



暫くそうして歩き回ってみたが、そろそろ石と草だけの景色に飽きてきて、私は思わずぼやいた。


見渡す限り石、石、石。

人影も動物も鳥もいない。


せめて虫ぐらいはいてくれよ。



「団長達も見つからないし……
もうこの際会えるならゴウセルでも良いからさぁ…」



また僕は溜息混じりに呟き、丁度目の前にあった石柱を軽く小突いた。

そうして周りを見渡してから、また前に進もうと正面向いた時



「…………………アレ?」



目に飛び込んできた景色に、僕は思わず目を見開いた。



目の前には、大きな泉。

それは何処か神秘的で、その泉の丁度中央に道が続いている


奥にはひょろ長くでこぼこした塔と、その隣には岩石を切り開いたかのような大きな洞穴があり、私を迎えてくれた。



な、何だ此処…?

さっきまでは足と草しかない道を通っていたのに…
まるでそこだけ切り取られているみたいに景色が変わったぞ…?


確認の為、後ろの方を振り向くと
そこは確かに先程まで自分が通っていた草原の景色が広がっていて、僕は少しだけ安心した。



…どうやら僕が小突いたアーチ状になっている石柱を堺に景色が変わっているみたい。

つまり此処は何処かに通じる(ゲート)というわけだ。
だとすると此処は一体何処なのだろうか。


もしかして…団長達も此処に…?



「…」



少し悩んで僕は決心すると、恐る恐る新天地へと足を踏み入れた。

彼女の発見→←彼女の不安



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*IJu*(プロフ) - 如月李瑠葉さん» コメントありがとうございます! ツンデレ良いですよねツンデレ(( そんな、天災だなんて…← 僕には非常にもったいないお言葉でず…_( _´ω`)_ (2017年1月9日 12時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
如月李瑠葉 - これも面白いですね!夢主のツンデレっぷりがイイ…天才ですか!? (2017年1月9日 1時) (レス) id: 5cf1189260 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*IJu* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年3月15日 23時

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