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彼女の訪れ ページ37

一方的に別れを告げ、僕は指を鳴らしてアーサー王様のいるキャメロット王国まで瞬間移動した。

城の城門前に移動したので護衛の男2人が一瞬物凄く焦っていたけれど、僕の顔の紋様を見るなりビシッと敬礼して声を張った。



「こ、これはこれは〈耽美の罪(アルビノ・シン)〉のA殿!
遠路はるばるようこそいらっしゃいました!!」



一瞬だったけどな。

まだ少し困惑気味の護衛に呆れながらも、僕は2人に要件を伝えた。



「アーサー王様に会って話したい事があるの。声掛けてくんない?」

「ハッ!直ちに伝達しに参りますので、少々お待ち下さいっ!!」



護衛の1人が答えるなり全力疾走で門の向こう側へと走り、残された護衛も背筋を伸ばしたままそれらしくじっとしている。

〈七つの大罪〉ってだけでこんな扱われ方すんのか、それとも僕がただ単に怖いだけか。
もしかしたらこの人間も魔女が好きではないのかもしれない。
人間は魔女を悪者だと考えてる人がほとんどだから。本当は逆なのに。


静寂が流れ、でももう1人の護衛の人間と話す気も無くて僕は口を噤んで暫く待っていると
城の入口から僕の苦手な奴の顔がひょこっと現れた。

そして僕を確認すると僕に向かって駆け寄って来て、ぱあっと顔を輝かせた。



「A殿っ!!久方振りでございますっ!!」

「……いや、まだ2日しか経ってないけど」



御本人の登場に僕は動揺しつつも、しっかりオーバーなリアクションにツッコんでやる。
すると彼は照れくさそうに笑ってから肩を竦めた。

ま、まさか王様が直接出迎えて来るだなんて…
普通だったらお前が待ってる側だろ。


遅れてやって来た護衛が「ダメじゃないですか!」と注意し、アーサー王様はへらりと笑って謝った。



「それにしても、A殿がこうして直々に我が国に訪れるだなんて…」



アーサー王様はまじまじと僕を見つめながらポツリとそう言うと
急にハッとしたような顔をしてから、僕の手をガシッと握り締めた。

その顔は真っ赤に染まり、キラキラと期待と喜びの篭った瞳でズイッと顔を近付ける。



「ま、ままままままさかっ…!!
あ、ああああの時のや、やややっ、約束を、ぉおっ…!!?」



……焦り過ぎだろ。

彼女の戸惑い→←彼女の笑い



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ヒヨリ(プロフ) - *IJu*さん» 偶然でしたか(笑)すみません。人気にはならないけどいい曲ですよね!私も好きです。聴いて下さりありがとうございましたd(≧▽≦*) (2016年1月31日 7時) (レス) id: 2f457c2e04 (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - ヒヨリさん» コメントありがとうございます! いえ、ただの偶然です…まさかそのような題名の曲があったなんて…! 因みに聴いてみました!とても素敵な曲ですね(*´∀`)イラストも可愛らしいですし、最近は毎日のように聴いて歌詞を覚えています! (2016年1月31日 0時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ(プロフ) - ひとつの国のリラちゃんですか?あ、夢主ちゃんの名前の事ですw私の大好きな曲なんですけど…もしかしたら?と思いまして。良ければ聞いてみて下さいませ。(*´ω`*) (2016年1月27日 21時) (レス) id: 2f457c2e04 (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - ゆっくりエリー☆(・ω<*)ゞさん» あけましておめでとうございます! お餅は食べられましたか?w 因みに僕はお雑煮の時に3つ食べて以来食べていません(´・ω・`) 七大2期楽しみです!!早く皆の活躍がみたいっ…!! (2016年1月20日 18時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりエリー☆(・ω<*)ゞ - あけましておめでとうございます!お餅が食べたい私です…にしても作者様いつもいいとこで切りやがって~wコノヤロウww♪( ´∀`)σ)∀`)ウェwあ、七つの大罪アニメ二期楽しみですね! (2016年1月18日 0時) (レス) id: e070c33a98 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*IJu* | 作成日時:2015年7月31日 0時

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