▼違和感 ページ47
それから少し母さんと話して、挨拶を済ませると
僕達は僕の家を後にするとそのまま真っ直ぐ宿舎に向かった。
……A、母さんと話してる時ずっと可笑しかったな。
ずっと俯いて、ジャージの袖を握って。
母さんが話しかける度に体を震わせて。
母さんが怖いのかな？
それとも、顔を見られたくなかった？
それとも…どっちも？
A「ハァ……何か、疲れた……」
暫く僕達は黙って歩いていたのだが
ふとAがそう呟いて、両手で顔を覆う。
それに井吹君は「おいおい…」と苦笑した。
井吹「まだ特訓もしてないだろ…」
A「いや…だって、めちゃくちゃ緊張した……」
皆帆「……Aって緊張するんだ？」
A「殴るぞ」
皆帆「冗談だってば……」
ちょっとからかったら、真顔で返され思わずたじろぐ。
いちいち怖いんだから、Aは……
それにしても……緊張していた？
いや、そんなもんじゃないさ。
あの反応は明らかに怖がっていたんだから。
……嘘をついてるの？
それとも、自分の中ではアレが『緊張している状態』だとでも言うのだろうか？
まさか……ね。
A「もー……だから嫌だったんだよ、和人ン家行くの…！
やっぱり間違えられたっ…！」
Aは頭を抱えて俯き、唸ってから溜息を吐いた。
井吹君はまた苦笑して、彼女の肩に手を置く。
井吹「まぁ、それは仕方ないだろ？
警察も似てるって言うほど似てんだから」
A「ハハハ……笑えね」
井吹「ほら、よく言うだろ？
『世の中自分と同じ顔の奴は3人はいる』って」
A「そんなんだったら……どれだけ楽なこった」
Aは乾いた笑い声を発し、困ったように頭をポリポリ掻いて長い長い溜息を吐いた。
………A、どうして母さんが李音ちゃんと間違えると思ったんだろう？
だって僕、母さんが李音ちゃんに会ったことあるなんて話“1度もした事ないよ”。
それなのに……どうして、彼女は……？
A「はーァ、だったら神童と同じ顔してる奴もいんのかなー……だとしたら超嫌だ」
井吹「それは……まぁ、否定はしない」
ねぇ、A
どうしてそんな事を君が知ってるの？
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＊IJu＊(プロフ) - じじぃさん» コメントありがとうございます！！ 皆帆可愛いですよね！！ですよねっ！！← そう言って下さるととても嬉しい限りです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) 更新頑張ります！！ (2015年8月21日 1時) (
レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
じじぃ - 皆帆君可愛すぎ←本当に面白いです！最新頑張ってください！ (2015年8月10日 7時) (レス) id: f8e2e75170 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ☆ジャスティス☆さん» コメントありがとうございます！！ そう言われるととても嬉しいです！ 更新頑張ります！！ (2015年6月16日 10時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - リオウさん» コメントありがとうございます！ また見に来てくださるとは…！ 嬉しい限りでございます！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) 更新頑張ります！！ (2015年6月16日 10時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
☆ジャスティス☆ - この作品とっても面白いです！ 夢主ちゃんが可愛いです！ これからも頑張ってください！ (2015年6月5日 6時) (レス) id: d057ef402f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊IJu＊ | 作成日時：2015年4月4日 0時
