▼会いたいのだけれど ページ44
皆帆「Aっ……！！」
A「ふふっ、冗談だってば」
散々からかってAはクスクス笑うと、振り返って彼女はそう言った。
もう……Aったら……！
井吹「ったく……やめろよ、そういうの……」
A「やーい、引っ掛かった引っ掛かった〜！」
井吹「っ…お前なぁ…」
A「きゃー、井吹クンに襲われるー！」
井吹「だっ、だから違うって！！」
Aはイタズラっ子の微笑みを絶やさずに井吹君から距離をわざと置き
対して井吹君は耳まで真っ赤にさせながら必死に何かを否定する。
……今度、仕返ししてあげようかな。
皆帆「あっ…待って、A！！」
心の中で密かにそう思っていたら、不意にある事を思い出して先行くAを呼び止めた。
Aは「何ー？」と振り返り、首を傾げる。
皆帆「母さんに会いに行ってもいいかな？
ほら、暫く会えないだろうし」
昨日、僕は宿舎に行く前に母さんにまた会いに来るって約束したんだ。
きっと母さんが家で待ってくれているはず。
A「あ……あー……」
家に1度引き返してもいいか彼女に問うと
Aは目を泳がせ、気まずそうにそらした。
手も後ろで組んで、足は地面の小石を意味も無く転がす。
………？どうしたのだろう？
A「えっと…なら私、井吹と先行ってるわ」
皆帆「どうしてだい？Aも来てよ！
母さんに紹介したいんだ」
A「いやっ、私はいいよ……
そんな、紹介とか…私……」
皆帆「遠慮しなくていいんだよ？
玄関で少し話すだけだし、時間は取らないから」
A「で、でも……」
いくらAに家に来てもらうようの言っても、彼女は『行かない』の一点張り。
しまいにはぎこちなく微笑み、そしてこちらに背中を向ける。
…何でだろう。
どうしてそんなに否定するのだろうか。
ただ単に遠慮している？
……いや、それは無いね。
だって彼女は明らかに“怖がっている”んだから。
妙だな…だって僕は彼女を家に招いた記憶なんて無いよ。
それなのに、僕の家に来ることを怖がっている。
……彼女は、僕の家に来たことがあるのかな？
それとも他に理由が……
皆帆「……」
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＊IJu＊(プロフ) - じじぃさん» コメントありがとうございます！！ 皆帆可愛いですよね！！ですよねっ！！← そう言って下さるととても嬉しい限りです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) 更新頑張ります！！ (2015年8月21日 1時) (
レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
じじぃ - 皆帆君可愛すぎ←本当に面白いです！最新頑張ってください！ (2015年8月10日 7時) (レス) id: f8e2e75170 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ☆ジャスティス☆さん» コメントありがとうございます！！ そう言われるととても嬉しいです！ 更新頑張ります！！ (2015年6月16日 10時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - リオウさん» コメントありがとうございます！ また見に来てくださるとは…！ 嬉しい限りでございます！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) 更新頑張ります！！ (2015年6月16日 10時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
☆ジャスティス☆ - この作品とっても面白いです！ 夢主ちゃんが可愛いです！ これからも頑張ってください！ (2015年6月5日 6時) (レス) id: d057ef402f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊IJu＊ | 作成日時：2015年4月4日 0時
