#お手伝い ページ8
葵「…天馬？」
天馬「あ…あぁ！」
葵「どうしたの？」
天馬「今までは頑張れば何とかなったけど、それだけじゃ決勝戦は戦えない。今までと同じじゃ勝てないんだ。
…そう、不動さん達は教えてくれた」
キャプテンは俯き、いつに無く真剣な表情でそう言った。
剣城「だが天馬、アイツらはアイツらなりにサッカーと向き合い始めたぞ？」
天馬「うん…それはとっても嬉しいよ。
だけど、やっぱり何かが足りない気がするんだ…」
…何かが、足りない？
一体何が足りないと言うのだろうか？
やる気なら、今まで以上にある。
それに今の皆は心が1つになってる。
一致団結して、レベルアップして、次の試合に勝とうとしている。
今の私達に足りないモノなんて無いはず。
それなのにキャプテンはどうしてそんな事を思ったのだろう？
A「…」
それから少しだけキャプテン達の話を聞いてたけど
キャプテンの表情が晴れる事は無かった。
ーーー
葵「Aちゃん、タオルお願いしていいかな？」
A「う、うん…！」
私はブラックルームにただいるだけなのも暇だったので
空野さんのお仕事を手伝わせてもらう事にした。
それで、さっき一緒に作ったドリンクとタオルをこれから皆の所に運ぶ所。
A「よっ…と」
両手に山積みのタオルを抱え、ドリンクが入ったケースを持った空野さんの所へ。
ちょっと前が見え辛いけど…多分、大丈夫。
葵「じゃあ、行こっか」
ニコッと微笑み、空野さんは歩き出す。
私もその後ろに続く。
A「わ、わわっ！」
葵「Aちゃん、頑張れ〜」
運んでいる途中、何度もバランスを崩し掛け、落としそうになる。
その度に私は何とか頑張ってバランスを保った。
そ、空野さん、毎日こんな事してるんだ…
凄く、大変そう…
A「わっ！」
こっそり溜息を吐くとまたバランスが崩れ、落ちそうになる。
私はバランスを取ろうと足を動かし、手を伸ばしてタオルを…
A「っ…？！」
その時、私の右足に痛みが走った。
思わず私はそのまま倒れ、タオルの山が崩れて床に散乱する。
葵「Aちゃん！？」
空野さんはすぐに気付き、私の顔を心配そうに覗き込んだ。
葵「Aちゃん、大丈夫？！」
A「う…ん、大、丈…」
あ、れ…？
何か…視界が擦れて来た。
立ち上がろうとするけど、力が出ない。
どうし、ちゃった…ん…だろ…
何だか…眠くなって＿＿
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＊IJu＊(プロフ) - 白シュ喝采さん» 本当ですかっ？！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) マジで感謝ですありがとうございますっ！！ 更新遅いですが、これからもよろしくデスっ！ (2014年12月13日 13時) (
レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
白シュ喝采 - 1から読みました。すっごく面白いです！更新頑張ってください！ (2014年12月13日 11時) (レス) id: d8055390fd (このIDを非表示/違反報告)
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