#気にしてる事 ページ4
レジスタンスジャパンとの試合が終わり、私達は各自部屋に戻った。
私も勿論自室に戻り、一人鉛筆片手にスケッチブックの真っ白いページを開き、久しぶりに絵を描こうと思っていた。
だけど、先程から何も描く気がしない。
前なら、こんな事は無かった。
時間が空いたら、すぐにスケッチブックを持って絵を描いていた。
だって絵を描いてる時間は唯一、辛い事とか嫌な事とかを忘れられる時間。
且つ、誰とも接する事なく一人でいられる時間だったから。
それに出来た絵は、はー君に見せれば褒めてくれる。
「上手いね」って言って、必ず私の頭を撫でてくれていたから、尚更。
………それなのに、
A「……」
無言でスケッチブックと睨めっこしながら、描きたい物を頭の中から探す。
…いや、描きたい�犲圻瓩呂發Ψ茲泙辰討拭�
だけど、やはり描く気がしない。
どうして、だろう。
A「(多分、さっきの試合の事、かな…)」
溜息を吐き、壁に寄りかかって天井を見上げる。
思い出すのは、先程の試合。
……強かった。
見てただけだけど
それでも、嫌でも伝わった。
これからどんどん勝ち進んで行ったら、いつかあんなチームと闘う事になるのかな……
あんなの相手だったら、私絶対負けちゃう。
それに、他の皆も……
………いや、皆は多分、これから強くなっていくから、いずれ着いて行けるようになるだろう。
はー君とか、運動神経抜群だし。
だけど、きっと、私は………
「A？」
考え事をしていたら、ドアの向こうから声がした。
この声は……はー君だ。
瞬木「今からブラックルームに行くんだけど…どう？
練習は出来ないと思うけど…見るだけでも良いかなって」
…はー君は、やっぱり優しいや。
こんな時でも、人の事を考えてくれている。
私はスケッチブックを静かに閉じ、机に置くとドアを開けた。
そこには、少し強張った表情のはー君がいた。
多分…はー君も、さっきの試合の事考えてるのかも。
きっと……悔しかったんだ、凄く。
瞬木「行く？」
A「うん…行く」
私への対応は変わらないが、声の調子がいつもと微妙に違う。
私はその事に少し戸惑いつつも、はー君の服の袖を掴み、そのまま一緒にブラックルームへと向かった。
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＊IJu＊(プロフ) - 白シュ喝采さん» 本当ですかっ？！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) マジで感謝ですありがとうございますっ！！ 更新遅いですが、これからもよろしくデスっ！ (2014年12月13日 13時) (
レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
白シュ喝采 - 1から読みました。すっごく面白いです！更新頑張ってください！ (2014年12月13日 11時) (レス) id: d8055390fd (このIDを非表示/違反報告)
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